【あんスタ】猫被り女は元暗殺者【暗殺教室】 (ページ47)

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にゃあ！ページ47

あんずside

さぁ、私の目に映るこの光景はなんだろう。
どこかで見た様なイケメン男子とAちゃん
…が楽しげに話して登校。

隣の高校だ。

浮気！！そうこれは浮気なのね！！
Aちゃんの馬鹿ー！

貴「あん先輩どうしたんですか？」

あんず｢あ、いや…おはよう｣

貴「おはようございます」

磯貝｢あ、校舎にいた、おはようございます｣

あんず｢…どうも｣

結構後ろにいたのに気づかれた。

私の尾行技術は落ちぶれたのかな
いつもバレてるけど。
今年に入るまですること無かったけど…。

貴「隣の高校の磯貝悠馬君。
中学一緒だったんです」

あんず｢え、彼氏じゃなくて？｣

貴「違います、友達ですよ。」

磯貝｢そ、そうだよな！？｣

大袈裟にそう言う磯貝くん。
分かりやすくて可愛いなーとおもうし、
アホ毛がなんか気になる。

あんず｢青いな青年｣

磯貝｢1歳差ですよね｣

貴「青いな青年」

磯貝｢Aは分かってないの分かる感じする｣

同級生で前からお友達はやはり話やすいのか
笑顔が多い気がする。
いつも笑ってはいるけれど、なんだか
緊張がほぐれてると言うか。

気心は知れてるはずなんだけど
少し羨ましいなって思ってしまう。

嫉妬とは少し違うかな。

あんず｢あ、私とAちゃんこっちなので。｣

貴「じゃあ放課後」

あんず｢放課後！？｣

磯貝｢おー、じゃーな｣

Aちゃんの頭をクシャッと撫でて
爽やかに過ぎ去って言った磯貝くん。

送り迎え、ということか、どういうことなんだ…
パンナコッタというか、なんてこったと言うか。

でも付き合ってないって。

こんがらがった頭を整理しつつ
学院の正門を通過する。

貴「あん先輩カーディガンなんですね…」

あんず｢へ、あ…うん、最近寒くて｣

貴「…両手広げてもらってもいいですか？」

あんず｢こう？｣

貴「はい！」

何事だと思えばボブっと私の胸に飛び込む
Aちゃん。

咄嗟に受け止めて少しして気づく。
めっちゃ子供体温だ～…！
人口カイロというか…ぬくい…。

あんず｢Aちゃんすごく子供体温だ…｣

貴「いつでも来てくださいね！」

どやっとしながらこっちを見るAちゃん。
可愛すぎていけない…。