【あんスタ】猫被り女は元暗殺者【暗殺教室】 (ページ31)

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にゃあ！ページ31

赤羽side

Aからの呼び出しなんて珍しい。
大人二人、仕事に没頭しすぎて時間を忘れたか
中２の時は不器用で隙だらけで、出来てるのは
頭だけだったのに。

今日で容量が良くてほぼ万能人間になっちゃって。

貴「業」

赤羽｢うっす｣

貴「わざわざごめんね」

赤羽｢んーん、平気。｣

月明かりに照らされて周りには住宅の灯り
なんて人工物はひとつも無い。

月明かりと海の心地いい音と
Aと俺の足音だけ。

貴「こうやって2人で帰るの久々」

赤羽｢だね、去年は毎日のように5人以上で
帰ってたの懐かしいよ。｣

貴「だね」

ニコニコと楽しそうに笑い話すA。
一人で何でも抱え込む癖して
周りばっかり助けて。

イトナくんとかもそうだ。
学校に来るようになってから
寺坂組かAの傍に居ようとしてた。

赤羽｢A、今は誰か頼れる人いるの？｣

貴「居るよ、あんずちゃんとか、先生方とか。
でも、1番頼れるのはやっぱり３年Ｅ組の
皆かな。」

赤羽｢…嬉しい事言ってくれるじゃん｣

わしゃわしゃと乱暴にAの頭を撫でる。
髪が崩れるなんて気にせず大人しく
目を細めて、嬉しそうに
そのまま大人しく撫でられるA。

赤羽｢猫みたい」