にゃあ! ページ17
椚side
椚「…失敗しない、1つの考えで充分です。」
初めて上良先生と目を見て話した。
優しい眼差しをしている人だ。
ただその瞳の奥が見えない。
殺「甘いですねぇ、仮にその貴女が持っている
1つのプランが失敗した時に埋め合わせとしての
第二の刃がなくては、もう手も足も出ない。
…やはり、あなたは可哀想だ。
自分を見つめ直す時間が必要です。
下のユニットは自力で
はいあがってきてくださいね、なんて困難です
手助けがなければ右も左も分からない。
例えるなら
この私の手の角砂糖をくだかないよう全力で
握りなさい、と言っているようなもの。」
次の瞬間上良先生の手には目一杯力が入れられ
手のあいだから零れた砂糖が
紅茶の中へと落ちてゆく。
殺「ね?。もう跡形もない。
私は今からあなたに課題を出します。
今週はRa*bitsのプロデュースをしてください。
私が椚先生の書類を終わらせておきます。
そして今週末には貴方が学院最弱の
ユニットを見て、何を思ったかを
私に話してください。
これが貴方への課題です。」
そういい優しく微笑む上良先生。
Ra*bitsの予定を確認したところ
ちょうどグループで練習部屋を取っている。
仕方ないです、行きますか。
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作者名:★猫魔女★
作成日時:2018年8月30日 19時