先生、助けてください。(切実)

２冊目 ページ3

Aside

＿＿ん？

なんで、まだ意識がある？

『………っ、と、何処？……ここ、…』

目の前には川や街やら……

死んだ……筈だったのに

そんな時、思い出すのは………

太宰さんや、芥川さん……志賀さん、

織田作さんに安吾さん。

今思えば……いろんな人(個性が強い人)に出会ったな。

少し、探索しよう。

もしかしたら、＿＿何処かに無意識に潜書したのかもしれない

そう思い立ち上がった時だった。

？「うっ……動くなっ！！」

！？

後ろを振り向いた時だった。

？「か、金を出せ！こ、殺されたくなかったら……その場に金を置いて逃げてください！」

まあ、なんということでしょうか

突然、全身ボロボロな白髪の男の子が……

金を出さないと殺す、と脅してきました。

しかし、………

『…………無理はいけないからね？』

白髪の子「へっ！？」

あ、これ………この子絶対人殺せないし、盗みもできない子だな？

『いや……おどおどしすぎて逆にちょっと………』

白髪の子「で、ですよね………」

なんだ、この子。

いい子じゃないか。

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