１２冊目 ページ13
敦side
太宰「却説＿＿＿そろそろかな」
ｶﾞﾀﾝｯ
＿＿＿＿＿ｼﾝｯ…
突然、物音がした
間違いない……ヤツだ！
敦「今、そこで物音が！」
来たんだ……虎がっ！
太宰「そうだね」
敦「きっとヤツですよ！太宰さん！Aちゃん！」
太宰「風で何か落ちたんだろう」
『タイミング良すぎませんかね？』
なんでこんなに冷静なんだ！？
ど、どうしよう……虎が、
敦「ひ、人食い虎だ！僕を喰いに来たんだ！」
『まあまあ！座りなって敦君！！』
太宰「そうそう。虎はあんな処からは来ない」
敦「ど、どうして、判るんです！」
太宰「そもそも変なんだよ敦君。」
『経営が傾いたからって養護施設が児童を追放すると思う？大昔の農村じゃないんだから』
太宰「それに、そもそも経営が傾いたんなら一人二人追放したところでどうにもならないよ。半分くらい減らして他所の施設に移すのが筋だ。」
敦「２人共………なにを云って＿＿＿」
その時ふと、視界に入った月が
異様に輝いていた。
太宰「君が街に来たのが２週間前」
『虎が街に現れたのも２週間前』
太宰「君が鶴見川べりにいたのが４日前」
『同じ場所で虎が目撃されたのも４日前』
心臓が早い速度で脈打つ。
２人がなにを云っているのかが耳に入らない
太宰「国木田君が云っていただろう。武装探偵社は異能の力を持つ輩の寄り合いだと」
『え、なにそれ初耳なのですが』
太宰「巷間には知られていないが、この世には異能の者が少なからずいる」
『………え、いやまさかとは思ってましたけどそれってまさかですね？』
太宰「その力で成功する者もいれば＿＿力を制御できず身を滅ぼす者もいる。」
『嫌な予感……………』汗
太宰「大方施設の人は虎の正体を知っていたが、君には教えなかったのだろう」
太宰が距離を取る
太宰「君だけが解っていなったのだよ。
＿＿＿＿＿君も異能の者だ。
＿＿現身に飢獣を降ろす、月下の能力者＿」
ｷﾞﾗｯ＿＿
虎の目が光る
白虎「グォオオオオオオオオオオッッッッ」
太宰「A君は極力遠くへ逃げておいてね！」
『え、今思いっきりマーキングされてるんですけど？』
太宰「嘘でしょ！？」
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ぱんこっぺ(プロフ) - にゃんころさん» コメントありがとうございます！その言葉を糧にして頑張ろうと思います！ (2020年9月2日 17時) (
レス) id: ffa7069538 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ - 面白いですね、好きです(唐突)更新頑張ってください！ (2020年9月2日 17時) (レス) id: d77e4a1605 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこっぺ(プロフ) - ばなな味すむーじーさん» コメントありがとうございます！現在、編集中です！ (2020年8月30日 9時) (レス) id: ffa7069538 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味すむーじー - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年8月30日 1時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこっぺ(プロフ) - ナナナオさん» コメントありがとうございます！更新速度なんとか上げれたらなと思います！頑張ります！！ (2020年8月24日 19時) (レス) id: ffa7069538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんこっぺ | 作成日時：2020年7月28日 9時
