偽り ページ23
me side
朝。
目が覚めると、軍の自室にいた。
あぁ、我々国に帰ってきたんだっけ…
と、今までの記憶をたどる。
時計は、午前6:43を指していた。
起き上がり、顔を洗って、歯を磨いた。
前と変わらない朝を迎える。
戦闘服を身に纏い、手袋をする。
『あー、あー。』
声の確認。
先日は叫び散らかしたから、ちょっとのどがガラガラするけど支障はない。
時計を再度見るとちょうど7時15分を指していたので、部屋を出た。
食堂に着き、扉を開けた。
そこにはほとんどの幹部が席について騒がしくしていた。
『おはようございます〜』
「「「おはよー」」」
挨拶をすれば、いつものように返してくれる。
いつも通りのことだったのに、なんだか妙にあたたかく感じられた。
そして同時に、疑ってしまう。
彼らを信じてみたいと思うのに、どうしてもスペルビアでの経験が頭をよぎる。
私が本当に男性だったら、どれほど良かったことか…
ut「おー、レグルス君やん。」
『あ、大先生。おはようございます』
tn「おいコラ鬱〜遅刻じゃそこに直れや。(黒笑)」
ut「えぇっ!?ちょ、や、あぁんっ!!」
『…ぅえあ………』
syp「レグルスガチ引きやんw」
前と変わらない日を送る。
これでいいのか、わからないけど、今はこれしかわからない。
朝食を終え、それぞれ仕事に就く。
特に今はトルマチ帝国の処理で忙しいらしく、ずっとバタバタしている。
私が原因であるため、私も仕事を、と申し出たものの、
まわってきた書類は僅か50枚程。
トントンさん曰く、
tn「怪我人に仕事さすほど堕ちてないですぅ〜。あと落ち着く時間もいるやろ。」
とのこと。
落ち着く時間とは。
とりあえず、書類を終わらせ、PCを開いた。
すると、ロックしていたエトワール国の情報が半分以上解かれかけていた。
『…ん?………は?ちょっ…!?』
あわてて修復に取りかかる。
気づいてよかった。あのままだと突破されてた。
修復が完了し、インカムをロボロさんに繋ぐ。
『あはははは(黒笑)』
rb<んふふふ(震え)>
『危なかったですわ…ロボロさん。』
rb<いやぁ…うん。>
『まだやってるんすか。』
rb<グルッペンがやれって言うから((>
『うわw総統売ったw』
軽く流して終わったが、
そうか…そんなに知りたいのか。
どう…しよう。
1095人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イデア(作者) - ご愛読ありがとうございます!続々編も何卒っ!! (2019年10月3日 22時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - 凛さん» ありがとうございますっ!!!モチベ爆上がりです!もう1話更新しちゃお((ちょろい (2019年9月20日 21時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - コメント失礼します。毎日楽しみにしながら拝見させてもらってます(*´ω`*)なんといっても、世界観が私好みです(*´∇`*)これからの展開がとても楽しみです!無理せず頑張ってください!!(長文失礼しました…) (2019年9月20日 20時) (レス) id: 9e5967a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - あーさんさん» まぁ、友達ですからねw恥ずか死 (2019年9月19日 18時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - イデア(作者)さん» 妹はあげませんからね☆そしてよく気づきましたねw (2019年9月19日 1時) (レス) id: f3806ed2dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イデア | 作成日時:2019年8月16日 22時