お出掛け ページ42
次の日
syp「よし、行きますか。」
『はい。』
食堂で朝食を済ませ、午前中に城を出る。
ショッピさんは、黒の半袖Tシャツに紫の上着を腰に巻いて、ズボンはグレーのスラックス。
靴は紫のスニーカーというラフな格好。
syp「レグルス、暑くないん?」
『え、まぁ、暑いっすけど…』
対して私はいつもの戦闘服に胸元を少し開けているくらい。
しかも下にはハイネックのインナーを着ていて、さらには時期外れの手袋。
傍から見ても暑そうだし、実際暑い。
syp「じゃあ、服買いに行こ!」
ショッピさんに連れてこられたのは男性用の服屋さん。
店員「いらっしゃいませ〜」
syp「俺が選んだるわ。」
『え、あ、ありがとうございます。』
ショッピさんは、なんだか嬉しそうに服を物色し始めた。
服か…戦闘服しか買わなかったからな…新鮮だ…
適当に店内を歩いて見ていると、ショッピさんが、服を何着か持ってきた。
syp「これとか…」
さし出された服は、黒無地のパーカーと首のしまった白Tシャツ。
軽めの長ズボンに、黒のハイカットスニーカー。
『おぉ。ショッピさんてセンスあるんすね。』
syp「なにそれw」
『じゃあ、着替えて来ますね。』
試着室にはいって、服を着替える。
サイズも中々良くて、軽いし、涼しい。
それと、肌を露出しなくて良いのは結構助かった。
まだ、傷が完全に治ってるわけじゃないから。
試着室から出る。
syp「おぉ、良いやん。やっぱレグルスはスタイルええな。」
『ショッピさんの服のチョイスが良いんですよ。』
syp「それ、気に入った?」
『はい。すごく。』
syp「じゃあ、お金払ってくるから、それ着て出掛けよ。」
『え、いや、悪いですよ!俺払います。』
syp「ええから。先輩のかっこええとこ潰さんの。」
『…ありがとうございます。』
ショッピさんに、服を買ってもらってしまった…。
今度、何かお返ししなきゃ。何がええかな…。
服屋さんを出て、いろんなところを紹介してもらった。
いろんな穴場や抜け道。
本当にたくさんのところに連れて行ってもらった。
日も暮れて、空が赤紫色に染まる頃には、二人帰路についていた。
syp「遊んだなぁ。」
『そうですね〜』
少し歩き疲れて、ゆっくりと城に帰っている。
syp「レグルス。」
『はい?』
syp「楽しかった?」
『はい。とても。』
syp「俺も。また行こ。」
『いいですよ。』
syp「今度はちゃんと覚えとこ…()」
『はは、そうですね。』
久しぶりに、少し楽しいと思えた1日だった。
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イデア(プロフ) - わいさん» 確認してきました← sha以降顔文字使っておりません!なので安心して読んでいただけるかと((( (2022年8月28日 23時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - わいさん» わいさんこんにちは!コメントありがとうございます。顔文字使っ…てましたね…!すいません()確かこれ以降の話では使ってなかったと思うので…(未確認)、良かったら読んで行って貰えると嬉しいです、 (2022年8月28日 23時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
わい - ほんとすんません、!顔文字地雷なので描いて欲しかったです (2022年8月28日 23時) (レス) id: 9d9e909624 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(プロフ) - 天斗さん» EENYADE( ・´ー・`)よくあることです(´-ω-`) (2020年10月20日 22時) (レス) id: 8186d383a3 (このIDを非表示/違反報告)
天斗 - に、2回も言ってしまってる……!!すみません……! (2020年10月20日 22時) (レス) id: d9187ca616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イデア | 作成日時:2019年8月5日 19時