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第九話 ページ10
やっぱあいつ戦闘狂だな。
ま、いい情報も貰えたし帰るか…
zm「あ…ハナニラー。」
『…？あ、ゾム。どしたの？』
zm「あんな、今度戦争があるんよ。それで、ハナニラは総統室でグルさんを守ることになったんや。」
…えぇ？
そんな役目…？
まあ、我々国が行けば勝てるってことかな？
それにゾムも私の魔法のことは言えないし…
しょうがないか。その役目で居よう。
『いいよ。ちなみに他には誰かいるの？』
zm「んー、確か…あの赤い帽子みたいなの被っとったやつおったやろ？あいつがおるで。」
『へー…そうなんだ。でもさ、我々国が押されてたらその人も行くんでしょ？』
zm「まあ、せやな。」
つまりどっちみち私は一人でグルッペンを守ると。
『…私は出なくていいの？』
zm「ん？確か…「スパイの可能性があるから、出るな。」って言っとったで。」
『ふーん…分かった。じゃあね。』
zm「また後でなー！」
…きっと、みんななら勝ってくれるよね。
今まで負けたことのないみんななら…
私なんていなくても、きっと…
…もしも負けたら、全部消えちゃうんだよね。私一人、ここに取り残されるんだよね。
でも、私は、グルッペンを守る。
その役を、忘れてはいけない…
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作者名：花風雪 | 作成日時：2020年3月9日 12時
