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464:終われない-DH side ページ10

───【ちょっと迎えに来て欲しいんだけど○○まで】




ちょっと、どころじゃない距離を走って来て
そしてウニョクを乗せてまたソウルに戻る


熱でぐったりしたAと、僕の隣にレナを乗せて。




レナ「で……熱があったからホテルに入ったと」


ウニョク「うん」


レナ「ドンヘと運転変わってあげたら?」


ドンヘ「いいよ。Aの横に居たいだろうし」



後部座席でまるで当たり前のように


ウニョクの肩に寄り添って眠りにつく彼女の寝顔が
ものすごく安心し切っていて


二人の空気感の変化に僕も、きっとレナも気付いている。




レナ「口開けて寝てる」


ドンヘ「疲れてるんだろうな」


レナ「そうじゃなくて…初めて見た、こんな寝顔」



やっぱりレナも感じている



愛しそうにその寝顔から目を離さないウニョクを
親友の彼女は何かを想いながら見つめて


窓の外へと視線を逸らした




レナ「ドンヘ眠くない?」


ドンヘ「今は大丈夫だけど寝坊しそう」


ウニョク「本当悪い。後のこと何も考えてなくて」


レナ「それで二人は付き合ったの?」



何気ない会話の途中、突然核心に迫ったことに

なぜか笑いそうになるのを堪える



辺りに見えるのは海と街灯、聞こえるのは静かな寝息


漂う妙な沈黙と変な雰囲気。






ウニョク「…伝えたよ。ちゃんと、ミヨンに話をしに行こうとも思ってる」



僕たちは全く同時に肩を落としそうになった




ドンヘ「またそうやってミヨンに会いに行こうとするのかよ?」


レナ「もういいってばあの人は!

ウニョクがミヨンさんに会う度に結局は揺らぐんだから、こういうときは自然と連絡取らなくなる方が…」


ウニョク「それじゃ、終われないんだよ」




穏やかな顔をしながらも
”終わろう”とする意志が見受けられる



一緒に暮らそう、と言われていたくらいだから

きちんとケリをつけるつもりなんだと思えた。






レナ「元彼と…結婚考えてたんだよ。ていうか、しようとしてたって」


ウニョク「……っえ」




思いも寄らない発言に固まる


その話を今するのは、一体どういうつもりなのか
全く訳がわからずにレナを見つめた





レナ「こんなこと言いたくないけど、Aは今でもときどき元彼のこと夢に見るみたい。

将来を思い描いていた人だからこそ…忘れられないんだと思う」



ドンヘ「…ちょっと、レナ」



レナ「脅しとかじゃなくて。私は、ただ普通に幸せになって欲しいの」

465:元彼-EH side→←463:宣言-EH side



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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています!ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています! (2016年8月26日 0時) (レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)! (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)!生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります! (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは!ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(。-_-。)笑 また見守っていただけると嬉しいです! (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とまと x他1人 | 作成日時:2015年8月1日 23時

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