485:積み重なる-EH side ページ31
ポケットにあるミヨンの家の鍵
さっき何気なく入れられたのを思い出して
Aに見られないように、またすぐに忍ばせた
キュヒョン「ヒョン…あのさ、」
ウニョク「うん?」
キュヒョン「いやっ…あの、何でここにいたのかなって。Aが今住んでる場所じゃなくて、何で前のマンションなんだろうって」
ウニョク「初めて会った日…ほら、キュヒョン達がAと飲んでて送って行ったとき。
あのときここで二人きりになって話したなぁって」
突然、思いも寄らないことを聞かれて
自分でもどうしてここへ来たのか考えてみる
ただ何となくだった
無意識にここへ来ていた気もするし
好きだった人の言葉に傷つきながらも何故か
彼女のことばかりを想っていたからかもしれない。
確かここで言い合いになったりもしたし
会いたかったり、心配したりして
色んな想いを抱きながらここに通ったことを
なぜかふと辿りたくなった。
ウニョク「でも…よくここがわかったな」
キュヒョン「見つけたのは、Aなんで」
ウニョク「そっか」
二人きりで居たんだった そうだった
キュヒョン自身は涼しい顔をしてるけど
Aへの歩み寄り方は前から他の女の子と違う
それを精一杯、気にしないふりをする。
キュヒョン「さっきAが言ってたんだけど」
ウニョク「…何っ?」
自分の知らないところでの話をされると
余計に湧き上がりそうな感情を抑えながら耳を傾ける
キュヒョン「二人の間でのやりとりはよく知らないけど”彼氏じゃないから”って」
ウニョク「…どういうこと?」
キュヒョン「ミヨンのとこに行ってても、恋人になったって認識してるわけじゃないから何も言えないってことじゃない?」
ウニョク「そんなっ…」
ドンヘ「もう寒いし早く帰ろう、Aのことヒョクが送ってくだろ?」
話を遮られたと思いドンヘの方を見ると
ヒチョルとAもすぐそばに来ていて目が合った
「どうかしました?」
ウニョク「あっ…ううん」
ヒチョル「ドンヘ早く!いつまでもこんな寒いとこ居たら死ぬぞ」
したいのは、弁解か否定か
彼女の気持ちを察することもできずに
こんな風にキュヒョンにぽつりと言われるなんて…
「ウニョクさん?」
「あぁ…何でもない、帰ろっか」
また自分自身のせいで小さな嫉妬を積み重なる。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています!ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています! (2016年8月26日 0時) (レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)! (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)!生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります! (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは!ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(。-_-。)笑 また見守っていただけると嬉しいです! (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とまと x他1人 | 作成日時:2015年8月1日 23時