483:その呼び方-EH side ページ29
ｷｽをしてしまいたい僕と
したいけど恥ずかしくて周りを気にする彼女。
ｳﾆｮｸ「座席、倒してしたら見られなくない？」
「…なっ！そんな！やらしい！」
ｳﾆｮｸ「やらしいと思ってるAの方がやらしいけど」
ﾊﾞｯｸﾐﾗｰに越しにちらりと後ろを見ると
車内が温まった熱気のせいで窓ｶﾞﾗｽは曇っている
それを確認すると、さっきのお返しに
同じようにふわりと前髪の上から額に口づけた
ｳﾆｮｸ「…それだけで赤くなる？(笑)」
彼女が目を見開いて驚きながら額を押さえる。
「…ｳﾆｮｸさんだって、泣いたから鼻赤いくせに」
ｳﾆｮｸ「だから。その”ｳﾆｮｸさん”って…っ」
額に触れている手を強引にぎゅっと掴んで
真っ正面から、優しく唇を重ねた
ｳﾆｮｸ「もうその呼び方やめよう」
「……ﾁｭｰした」
ｳﾆｮｸ「したよ。好きだから」
もう何度もｷｽをしてて慣れてもいいはずなのに
いつまでも照れる姿が
堪らなく愛おしくてずっと見ていたくなる。
「私の方が…」
ｳﾆｮｸ「それはもういいから。何て呼ぶの？」
「……ｵｯﾊﾟ」
ｳﾆｮｸ「まぁ、それでもいっか」
Aの頭をﾎﾟﾝと撫でる
真っ赤になっていく耳がこっちを向いて
目を開けたまま、ふいに彼女の唇が重なって来る
「絶対…私の方が好き」
ｳﾆｮｸ「まだ言ってる(笑)」
照れ隠しに笑って返してみるけど
一瞬にしてまた好きの気持ちが増していって
早くなる鼓動を抑えるのに必死だった
君が好き。
ｳﾆｮｸ「そろそろ、後ろで待ってる人たちに顔見せた方がいいかな」
「泣いたからﾒｲｸ崩れてるのに」
ｳﾆｮｸ「そう？泣き止んだ顔もかわいいけど」
また彼女を胸の中へ引き寄せると、微かに笑った。
ｳﾆｮｸ「これ一部始終ﾄﾞﾝﾍたちに見られてたりして」
「何で今、そういうこと言うのー…(笑)」
ｳﾆｮｸ「ごめんごめん(笑)」
目を合わせて笑いながらも僕たちは
身体を離すつもりもなくぎゅっと抱き合ったままで
しばらくするとAが車のﾄﾞｱを開けてみんなを呼ぶ
できればこのままで居たかったと
小さく溜め息をつきながら僕も渋々車を降りた。
484:ここにいるってこと-KH side→←482:【Why I like you】-EH side
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
