482:【Why I like you】-EH side ページ28
ｳﾆｮｸ「して欲しいの？」
「…はい」
ｳﾆｮｸ「こっち見てもっと可愛く言えたらしてあげるけど」
俯く姿にまた意地悪を言うと、彼女は黙る
「……っもう！」
拗ねたように頬を膨らせながら、目には涙
小さな拳で僕の腕を強く叩く姿は
まるで感情をｺﾝﾄﾛｰﾙできない子どもみたいで可愛い
引き寄せて優しく胸へと導くと
一瞬で大人しくなって、僕の腕の中に収まる。
ｳﾆｮｸ「ありがとうA」
車内は充分に温かくなっている
密着することが少し遅かったくらいで
本当は、真っ先にこうしたいと思っていた
「魅力的ですよ」
ｳﾆｮｸ「…うん？」
顔をあげた彼女と目が合う。
「優し過ぎるくらい優しくて、ﾀﾞﾒなことなんてないです！
私は、一途で真っ直ぐでﾐﾖﾝさんのことを好きなｳﾆｮｸさんの姿を見て、好きになったから……
だから悔やまないで下さい」
言葉が出てこなくなる
初めてだった
ﾐﾖﾝを好きになったことを肯定してくれた人は
たった今のAが初めてで
彼女自身はﾐﾖﾝが僕に投げ放った言葉を
否定したつもりかもしれないけれど
何気ない”悔やまないで”という一言だけで
過去も、泣いていた今も、
受け入れてくれたような気がして嬉しくなる。
「私は大好きです」
ｳﾆｮｸ「……っ」
「ん？ｳﾆｮｸさん？」
堪え切れるわけもなく涙が出てくる
誰もがわかってくれなかった、あの片想いに
理解を示した今僕が好きな君
自信を持たせてくれて力をくれる。
「何で泣いてるの…？」
僕が飾らずに格好つける必要もなく
ただそばにいるだけで、幸せな気持ちにしてくれる人
───”誰でもよかったの？”
そのﾐﾖﾝの言葉に今ならはっきりと返せる
君が好きな理由。
ｳﾆｮｸ「Aのことが…好き」
「私の方が好きですよ」
ｳﾆｮｸ「何でそんなことわかるの？(笑)」
「だって、ずーっと好きだったから」
ｳﾆｮｸ「ｷｭﾋｮﾝと一緒に居たくせに」
「それは、友達だから…」
溜め息をついて顔を窓の外へと逸そうとすると
ふいに彼女の口唇が、額に触れる
ｳﾆｮｸ「何でおでこにﾁｭｰ？」
「…だってｳﾆｮｸさんがしてくれないから」
ｳﾆｮｸ「ﾄﾞﾝﾍ達に見られるかもしれないけどいいの？」
「…っ！そうだった！」
彼女は、今更恥ずかしそうに口元を押さえた。
【Why I like you / SJ 《The 3rd album》】
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
