467:餌をあげない ページ13
ﾚﾅ「まだ、正式に付き合ったわけじゃないけど…よかったね」
「うん」
彼が買って来てくれたというお粥を口にする
その他にも果物に麺類、ﾃﾞｻﾞｰﾄ
更には身体に良さそうな漢方までもあって
もうだいぶ熱が下がって貰い過ぎた感が否めない。
ﾚﾅ「何か…もう。私の方が嬉しいんだけど！」
りんごの皮を剥きながらﾚﾅが声をあげる
「えっお腹空いてたの？(笑)」
ﾚﾅ「そうじゃなくて！ﾋｮｸの気持ちが」
「…私だって嬉しいよ」
嬉しくて、嬉しすぎてどうしたらいいかわからない
心配してくれてありがとうとﾒｰﾙしたいけど
睡眠時間を削ってまでわざわざまた来てくれたと思うと
今は仕事に専念して欲しい気もする
両想いとわかってすぐに海外でのｽｹｼﾞｭｰﾙ
仕方がない、帰って来てから連絡しようと思った。
「…ん？」
りんごを頬張りながら目に映るのはｳﾆｮｸの寝顔
写真がSNSに載せられている
そう思ったけど、よく見てみるとﾒｰﾙ画面
ﾒｰﾙ画面に、ｳﾆｮｸの寝顔。
”うにょぎ〜〜〜”とだけ書かれた文章
毛布に包まりながら、口元を緩めて熟睡する姿
よく見るとその後ろにﾘｮｳｸとｲｪｿﾝ
ｽｸﾛｰﾙすると撮影も送り主もﾄﾞﾝﾍからだった
あまりに愛おしい彼の寝顔に
下がったはずの熱が上昇してしまいそうになる。
ﾚﾅ「ﾄﾞﾝﾍなりの祝福だね」
「ｳﾆｮｸさんちょーかわいい…」
ﾚﾅ「そう？(笑)」
覗き込む彼女は呆れたように笑うけれど
これがいつもﾄﾞﾝﾍが隣で見つめている日常であり
どこにも載っていない秘密の写真だと思うと
特別なひとになれた気がした。
──────…‥
帰国したら連絡が来るかな、なんて
ほんのり期待をしながら待ってみたけれど
ﾒｰﾙの1通も電話の1本もないまま五日が過ぎた
ﾊﾞﾗｴﾃｨの収録をしたりSNSも更新したりするのに
一向に私への連絡だけは無くて
彼は釣った魚に餌をあげないﾀｲﾌﾟなのか…とか
ほんの少し不安にも感じて来た。
ﾚﾅ「大丈夫だって！そのうちひょっこり顔出すよ」
「……この、一度喜んだのに結局落ち込むことになる感じに慣れてる」
ﾚﾅ「まぁまぁ」
退勤まであと数分のﾊﾞｲﾄ先
等間隔に並んだﾃｰﾌﾞﾙを黙々と拭きながら
躊躇ったりせず私から連絡していればよかったと
椅子に腰を下ろして項垂れている
ふと、頭上に違和感を感じて顔をあげようとした。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
