466:愛されてる ページ12
出会う前から片想いをしている人に、片想い
叶わないと思っていた
どんどん好きになって心が折れそうになる度
もう叶わなくてもいいとも思った
だけどその彼に「好き」と言われて
夢うつつな混乱としあわせの中
ぐるぐるとこれからのことを考えていたのに
いつの間にか長い時間眠っていた。
ﾚﾅ「あ、起きた」
”もう昼だけどおはよう”
笑った彼女の顔を見て少し安堵しながらも
やっぱり夢だったのかとも思えて
漂う食べ物の匂いに腹部が反応する。
ﾚﾅ「すごい熱だったみたいだけど、よく普通にﾊﾞｲﾄしてたね」
「…あぁ、うん」
ﾚﾅ「ﾋｮｸが居てよかった。ﾎﾃﾙに入ったって聞いてびっくりしたけど」
思い返せば昨日は電車に乗ったときから
少し身体がだるく重かった
そして彼女の話を聞いた限りではやっぱり
あれは、昨日の夜のことは、現実だったらしい。
思い出すように口唇に触れてみる
はじめて素直に受け入れられるｷｽをした
それも何度も何度も繰り返し……
「…ｳﾆｮｸさん、飛行機間に合った？！」
起き上がってﾈｯﾄﾆｭｰｽを開くと
多くの写真に出国する様子が掲載されている
まるで何事もなかったようにｳﾆｮｸの姿も確認できた。
ﾚﾅ「寝てるAを送って帰ったあとまた戻って来て、お粥とか薬とか…果物とか買って来てくれたんだよ」
「…え？」
ﾚﾅ「車では寝てたけど。でも、こんな普通の顔してるけどちょー眠いと思うよ(笑)」
確かに疲れた顔をしている
ずっと、そばで寄り添っていてくれた
迷惑を掛けてしまったことが申し訳なくて
さっきﾆﾔﾆﾔしていた自分を殴りたくなる
ﾚﾅ「でも、なんか嬉しそう」
「そうかな…」
ﾚﾅ「うん。愛されてるね」
その一言でまた繰り返し胸の中で響く
彼の”好き”のことば
運ばれて来たお粥もりんごも彼が届けてくれた優しさ
ﾚﾅ「ﾐﾇくんには熱出たって私から言っておいたから」
「あ…！忘れてた！」
”愛されている”
まだ問題は山積みだけど、ただそれだけで
乗り越えて行く力になる気がした。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
