穏やか ページ5
＿＿冨岡視点＿＿
俺が柱に就任し柱の任務をこなす日々。
柱になる前も後も俺の周りは静かだ。
誰も近寄ってくる者などいない。
「冨岡君！ちゃんとご飯食べたの？
寝れた？顔洗った？
寝癖ついてるわよ！もうおっちょこちょいさんなんだから！
はい、櫛使って？」
………いや、一人だけいた。
俺の周りで賑やかにしているやつが。
冨岡「食べた。寝た。顔は洗った。」
答えながら借りた櫛で髪を結い直す。
俺よりひとつ前に柱となった陽柱AA。
誰も俺に近づこうともしない中
Aだけが俺にひたすら話しかけてくる。
「私が言うお食事というのは一汁三菜を指すのよ！
まさか鮭大根つまんだだけなのに
食べたとか言ってるんじゃないわよね？」
冨岡「………。」ギクッ…
しかもなぜか俺の考えや行動が見透かすことができるようだ。
表情が変わらないから何を考えているかわからないと良く言われるのだが。(コソコソ話で耳に入ってしまった)
何故だかわからないから怖い。
そして決まって
「まったく冨岡君は今日も可愛いわねもう！
頭を撫でてあげましょうね。」
俺のことを可愛いと言ってくる。
それが最も謎めいたAの行動だ。
悲鳴嶼「A……。
冨岡も立派な大人だ…。
子供のように扱うのは大概にするのだ。」
「うふふ。見た目はね？
けれど悲鳴嶼さん、冨岡君って戦い以外はまるで子供ではないですか。
ボーッと日向ぼっこしちゃうところとか〜
言葉選びが下手なところとか〜
つい面倒を見たくなるのですよ。」
Aの思考は理解できないが
近くに人がいるというのは案外悪くない。
Aは人の温もりを感じさせてくれる。
…蔦子姉さんと暮らしていたときのような。
そんな穏やかな気持ちを貰える権利は自分にはないと思う反面
その温もりを感じていたい。
二面の気持ちが絡まりAと接する時はいつも複雑な気分になった。
そんなある日、新しく柱となる者が現れた。
風柱、不死川実弥だ。
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パジャマパーティー(プロフ) - 月夜野タヌさん» あけましておめでとうございます！新作もご覧いただきありがとうございます😍またタヌさんに見ていただけるとなるとやる気倍増です💪 (1月3日 14時) (
レス) id: df553392eb (このIDを非表示/違反報告)
月夜野タヌ(プロフ) - 明けましておめでとう御座います✨新シリーズも期待しています、楽しみに読ませて頂いてます🤗 (1月3日 8時) (レス) id: c441b936c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パジャマパーティー | 作成日時：2024年12月26日 0時
