inferiority【QK】番外編 (ページ2)

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sgi「じゃあこうするか？」

fkr「譲ってくれるんですか。」

sgi「嫌だわ、付き合って初めての彼女の誕生日だぞ、譲るわけねえ。金曜日のAの仕事が終わってから誕生日の夕方までとその後。それでいいだろ。Aもいい？」

「え？あ、もちろん。駿くん賢いねえ。」

誕生日を一緒に迎えるのと、誕生日が終わる時に一緒にいる・・・

fkr「え、どっちもがいい」

sgi「お前な・・・こっちが妥協案出してるの分かってるか？先約は俺なの。なんのために金曜日A6時上がりにしてもらったと・・・これ以上は譲れんぞ、さっさと選べ？」

fkr「ええ・・・じゃあ先で。」

sgi「お、後って言うかと思ったのに意外。」

Aがずっと俺と一緒にいたいって思えばいいってことでしょ？
どうしようかなあ、28歳だよ？完全数の誕生日なんてもう来ない重要な誕生日じゃん。

fkr「A、楽しみだね？」

「そうだねえ。・・・駿くんごめんなさい。」

sgi「いんや？ま、福良のことだから先約とかで納得するわけないと思ってたし。誕生日の夜は任しとけ。とびっきりの誕生日にしたる。」

「・・・へへ、楽しみにしてます。」

fkr「・・・ちょっと！頭撫でる時間長いです。不必要に触れ合わない！」

sgi「恋人とのスキンシップは必要だろ。」

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栞奈「須貝さんもよく譲ったね？2人して福良に甘いんだから。」

「私だけの誕生日じゃないからねえ、拳くんだって誕生日なわけだし。」

栞奈「それ、一生変わらないからね？誕生日って変更不可なんだから。もう、せっかく私が須貝ｓさんに譲ったってのに・・・」

「栞奈も一緒に、お祝いする？」

栞奈「私はAは祝いたいけど福良はどうでも良いからいいです。で、どうすんの？」

「え？んーそうだよねえ、拳くんも誕生日なんだからお祝い考えないと。夏場だからケーキ前日に作っておくわけにいかないし・・・」

栞奈「買えば？別に作る必要ないじゃん。というか！私が聞きたいのはそっちじゃない！
!須貝さんとのデートの方！何着てく？」

「え、いつものTシャツワンピースの予定だったんだけど・・・」

栞奈「なしすぎる・・・あのね、誕生日デートに1000円もいかないワンピースで彼氏と会うとかありえないからね？明日買いに行くよ！」

「ええ？」

誕生日って大変なんだねえ。