3 ページ3
ーお昼
C子「福良くん、お弁当見せて〜」
fkr「え？あ、うんどうぞ？」
C子「福良くんのお弁当ってAちゃんが作ってるってほんと？」
fkr「うん、そうだよ〜毎日俺の分も作ってくれる。」
C子「福良くんさ、嫌じゃないの？言っちゃなんだけどバランス全然取れてないよね。おかず茶色ばっかりだし婆くさいっていうか。私料理得意だから作ってきてあげようか？ミニトマト入れたりとかアスパラベーコンとかもっと彩豊かに作る自信あるよっ」
栞奈「今月転校してきた子じゃん。無知は恥だね〜。一回Aのお弁当見てから勝負挑めよ(笑)」
「もう、聞こえちゃうから！」
C子「ね？そうしよ？」
fkr「うーんそれはいいかな。」
C子「なんで？！」
fkr「ミニトマトとかアスパラベーコンとか入れられても食べられないし。俺野菜食べないから。」
そう。拳くんのお弁当にそんなバランスの取れた健康的なものを入れたところで残すか友達の手に渡るかなのでいれる意味がない。
それなら好きなもの入れてあげた方がお腹いっぱいになるでしょ？
栞奈「あーあ。絶句してる(笑)」
fkr「でもありがとうね。お弁当良くしようって思ってくれたのは嬉しい。」
栞奈「・・・ああいうところがむかつく。あの言い方じゃAのお弁当悪いみたいじゃん。」
「実際拳くんの好きなものだけ入れてくれるお弁当作ってくれる子がいるならその方がいいんじゃない？」
栞奈「ほんとにそう思ってるんだとしたら殴るわ。福良くんのお弁当の方が大きいくせに嫌いなもの多いせいでついでになってないの自覚してんのかね？」
「さあ？別に知ってほしいとも思わないし。まあこんな思いするのも今年で最後だから。」
栞奈「志望校違うの？」
「うん。拳くんは英明行くから。」
栞奈「やっぱり？私立の進学校行くってみんなが噂してたのは本当だったんだ。Aは私と一緒のとこ受けるもんね。・・・そういえば昨日福良くんにAの志望校聞かれたけど。」
「栞奈言ってないよね？」
栞奈「もちろん、知りたいなら自分で聞けばって言ってやったわ。まあ聞いても答えてくれなかったって返されたけど」
「ママにも口止めしてるから。もう一緒はうんざりなの」
拳くんと私の道をどうにかして分かれさせたかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは！コメントありがとうございます！兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…？できそうなら書いてみます！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません！！このお話が好きです！めっちゃ！！設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか？ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たらこ
| 作成日時：2021年2月28日 4時
