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ymmt「Aちゃーん、お疲れ!」
「相変わらず女子みたいね、山本くん。」
ymmt「えーありがと。」
「不満そうにしながらお礼言うとこが山本くんだよね(笑)」
ymmt「一応褒められてるから?(笑)でもかっこいいがいいなあ。」
「それは程遠い。出直して。」
ymmt「ちぇっ。Aちゃん厳しい!」
「山本くんのどこにかっこいい要素あるって言うの、小柄でいっつもニコニコしてて。私の誘いも断ることない良い子。」
ymmt「でも僕ちゃんと男だから!」
「別に女とは言ってないけど?」
ymmt「もう〜ああいえばこう言う!」
「別にいいでしょ、友達がかっこよくても可愛くてもどっちでもいいわ。」
ymmt「・・・うん。」
お店に入って日本酒とお刺身の盛り合わせを頼む。
ymmt「ねえAちゃん。」
「うん?」
ymmt「ちょっと真面目なこと聞いてもいい?」
「どうぞ?」
ymmt「Aちゃんって友達から恋人への昇格ありな人?」
「友達からの恋人?・・・どうだろうね?少なくとも今までそのパターンはなかったかな。」
ymmt「・・・そっか。」
お?これは?
山本くんに恋の予感?
よし来た、お姉さんが相談に乗ってあげましょう。
「なになに?好きな子に友達だと思われてんの?」
ymmt「うん。完全に。なんなら男として認定されてるかも怪しい。」
「あーだから可愛いに異様に反応するんだ?んーでも山本くんいいと思うけどね?」
ymmt「どこが?」
「だって優しいじゃん。男の人は優しいのが一番よ。あとはその子のこと一番大切にしてあげればそれで良しじゃない?」
ymmt「一番大切ね。それって口で言って伝わるもの?」
「・・・たしかに。難しいだろうねー。それって何年か経って実感するもんじゃない?その子と友達になって長いの?」
ymmt「ううん、ここ1ヵ月くらい。」
「じゃあ、優しくしてあげるしかないね?あ、でも山本くんみんなに優しいじゃん。その子だけに優しいみたいなの、あればいいと思うけどね。」
ymmt「・・・俺、付き合いは悪い方じゃないけど、断ったことないのはAちゃん、だけだよ。」
「おっ、光栄!私めっちゃタイミングいいんだ?この記録いつまで続くかな〜」
ymmt「・・・難しいなあ。」
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神影(プロフ) - 大好きです。本当に最高。 (3月22日 23時) (レス) @page37 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらこ | 作成日時:2021年5月13日 19時