27 ページ27
それから1か月後くらい経った夜。
芽衣が須貝さん家に泊まりなので今日も祥彰の家でまったり中。
「今日芽衣須貝さん家で泊まりなんだけどさ、そういうこと??」
ymmt「どうだろうね?プロポーズしそうだなって思っただけだからもしかしたら先かもしんないし・・・」
「結婚かあ・・・え、芽衣が結婚したらあの家に私1人じゃん!引っ越さないとなあ・・・」
ymmt「・・・一緒に住む?」
「え?」
ymmt「・・・引っ越し先、探すのとかめんどくさいだろうしさ、俺の家の方がAちゃんの職場近いじゃん?ちょうどいいかなって。あ、別に1人暮らしが良いって言うなら一緒に家、探すよ?」
「・・・ありがと。その気持ちが嬉しい。芽衣が、結婚ってなったら、一緒に住もう。」
ymmt「うん!うん!」
そんな話を祥彰としていたのに次の日家に帰ってきた芽衣は私が見えないかのように真っ青な顔で一目散に部屋に入っていった。
・・・え、喧嘩でもした?
次の日朝起きるともう芽衣は起きてて朝から魂が抜けたような状態で朝ごはんを作ってた。
理由は言いたくなさそうだったから聞かないようにして今日の夜にでも話をしようと仕事に行くと、夕方頃、部長に呼び出された。
部長「日野さん、君に異動の内示が出ていてね。」
「え、どこの部署ですか?」
まさか支社に転勤とか?
横浜支社だったら家からどれくらいかかるだろ。
祥彰の家からだとちょっと遠いかなー・・・
仕方ないかな、またチャンスがあれば一緒に住めればそれで、
部長「台湾、なんだ」
「・・・は?」
部長「台湾に----」
部長に言われた事ははこう。
台湾に行けば1つ飛ばしで上の役職につける。
期間もきっちり2年って決まってるから延長になることはない。
・・・2年、かあ。
芽衣、きっと、泣くだろうなあ。
須貝さんが、近くにいてくれるかな。
・・・喧嘩なんてしてる場合じゃないぞ。
祥彰にとっての2年だって、大きい、よね。
同棲、どころの話じゃ、ない。
「なんで、今かなあ。」
祥彰と出会う前なら良かったのに。
196人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神影(プロフ) - 大好きです。本当に最高。 (3月22日 23時) (レス) @page37 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たらこ | 作成日時:2021年5月13日 19時