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今日は芽衣は須貝さんのお家で初のお泊まりらしい。
金曜日の夜に彼氏のおうちとかいいよね、きゃーっ!羨ましい!!
ま、須貝さんなら安心でしょう。
一方で私は21時現在まだ会社。
やばいな、山本くんとの約束の時間1時間も過ぎてる。
A仕事終わる気配ない、ごめん。埋め合わせは必ず。
山本俺明日休みだしAちゃんさえ良ければ待っとくよ?オフィスにまだいるし。
Aじゃあ終わったら連絡する。帰ってくれても全然大丈夫だから。気にしないし。連絡だけちょうだい。
このやり取りをしたのが19時半過ぎたくらい。
連絡しなくても帰っていいよって言えば良かった。
そこからラストスパートをかけて10時過ぎにようやく仕事が終わって急いで荷物を片付けた。
Aごめん今終わったとこ。時間も時間だしもう今日はやめとこっか。今からだったらスタート23時過ぎるから終電なくなっちゃうかもだし。
するとすぐに既読がついて着信画面に切り替わった。
「もしもし山本くん?まだオフィスにいるの?ごめんもう時間・・・」
ymmt「会社の入口」
「え?オフィス出たとこ?良かった山本くんm「違うよ」ん?」
ymmt「Aちゃんの会社の、入口にいる」
・・・まじか。
エレベーターを待つ時間さえ惜しい。
電話を切って鞄に叩き入れパンプスを脱いで非常階段を1番飛ばしで駆け下りた。
「山本くん!!」
ymmt「え?!階段?!何階から「15階」おお・・・めちゃ降りたね?」
「なんで、」
ymmt「んー?僕がここに来た方が早くご飯食べられるかなって。ダメだった?」
「・・・ううん。あり、がと。」
ymmt「ふふ、じゃあ行k「日野先輩?」」
「あ、お疲れさま、です。」
先輩「日野ちゃん今仕事終わったとこ?」
「あ、はい。」
先輩「おお、遅くまでお疲れ様。」
後輩「・・・んん?そこの男性は・・・彼氏さんですか?」
先輩「日野、彼氏いたのか。」
「・・・いとこです。香川の実家から遊びに来てて。私一人っ子なので弟みたいに可愛がってるんですよ〜」
先輩「そうなの?それなのに仕事頼んでごめんな。いとこさんもごめんね?」
ymmt「あ、いえ・・・」
先輩「じゃあ、お疲れ!」
「お疲れ様でした・・・」
ymmt「・・・飲み友達なら、まだ分かるよ。いとこって・・・恋愛対象にもなんないの?」
「あっ山本くん!」
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神影(プロフ) - 大好きです。本当に最高。 (3月22日 23時) (レス) @page37 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらこ | 作成日時:2021年5月13日 19時