真 っ 白 プ リ ン ス 。 ((黒))

のっとカレカノ ページ43

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告白、断ったってことは





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「好きな人、いるのかな」



丸「どうやろねー」





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そう言って私の筆箱のストラップをいじる丸山





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それ、横山先輩が拾ってくれたんだっけな





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「綾子、早退しちゃった、つまんない」





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生理痛かなんかで軽やかな足取りで帰って行った





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だから、仕方なく丸山の相手してる



…いや、相手してくれてるのかな





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丸「俺も、大倉休みやねん」



「丸山も1人か、お互い様だね」





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そう言ったら、すんんんんんんごい柔らかい笑顔になった



え、かわい、ゴシゴシ目をこすっても、かわいい





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丸「一緒に帰ろうや」



「え、逆方向じゃんか」





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突然の裏切りね、あれは





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丸「ほんとは俺と大倉も与田と同じ方向やねんで」



「え、?」



丸「なんやけど、たまたま後ろ見たら横山君たちがおったから



与田と横山君が一緒に帰れるんちゃうかって」





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知らなかった、本当のこと





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なんだ。2人は私のためにわざわざ遠回りしてくれたんだ





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なのに、全然結果残せなかった私の糞人見知り





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「丸山、めっちゃいいヤツな」



丸「んふふ、照れる〜」



「じゃ、一緒に帰ろ!」



丸「でも、部活あるから、待っとってくれる?」



「も、ち、ろ、ん」





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なんだこの、カレカノみたいな約束

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