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Aside。
.
おばさんに家の中を案内してもらって
荷解きも終えて一息ついた頃
お母さんのお墓に顔を見せに行くことにした。
「それじゃ行ってくるね」
伯母「明るい言うても18時前やし気ぃつけてなー」
家を出て少し歩くと、
おばさんが息をきらせて追いかけてきた。
伯母「はーっ…
良かった！追いついて」
「えっ どうしたの？」
伯母「これ」
ポフと頭に乗せられた麦わら帽子。
伯母「夕方でもあっついから被っていき！」
「それでわざわざ…？」
伯母「よお似合ってる！
行ってらっしゃい！」
目の奥がツンとした。
「…行ってきます」
.
お母さんのお墓までのきつい坂道をなんとか登りきった時には
息があがって、汗も止まらない。
「っ…はぁ…」
日頃の運動不足がこんな時に仇になるとは…
木陰で少し休んでから
お母さんの墓前に行く。
おばさんが頻繁に来てくれてるんだろうな。
まだお花が新しい。
その中に来る途中で買った1輪のヒマワリをそっと混ぜる。
お母さんの好きな花。
キミも仲間にいれて貰ってね。
「久し振り
全然来れなくてごめんね」
"ホントよ〜寂しかったんだから"
きっとお母さんだったらそう言うね。
「私逃げてきちゃったよー…」
ヘラッて笑ってみせても
言葉は聞こえてこない。
大丈夫よって抱き締めて欲しいのに、叶わない。
「お母さん…」
1人じゃ頑張れないかもしれない。
助けて…
そう願った時だった。
ガサッと茂みが揺れる音がして振り向くと
そこには
透き通るような白い肌で
日に当たった場所がキラキラ輝く金色の髪をした1人の男の子がいた。
ガラス玉のような瞳に引き込まれそうになって慌てて踏ん張る。
「魔法使い…」
横「え？」
私の言葉に戸惑う素振りを見せるその人は
小さい頃に読んだ絵本に出てくる魔法使いにそっくり。
たった1度だけ願い事を叶えてくれる魔法使いのユウ。
本当に強い願いを持った人の前にしか現れない。
恐る恐る近付くと
相変わらず不思議そうに私を見ていたけど
「助けに、来てくれたの？」
そう問いかけるとゆっくり控えめに頷く彼。
「ユウなの…？」
横「…そ、うやけど」
「ほんとに居たんだ…」
ジワジワ涙が溢れてくる。
横「え！ちょ、」
するとユウはワタワタしながらも
ガラス細工にでも触れるようにそおっと
私の涙を指で掬ってくれた。
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蒼葉 - 続けてのコメントですみません(>_<) 別の作品の所に沢山の書き込みをしてしまい ごめんなさい...。 (2020年1月18日 0時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 ここ数日で物語続きから最後まで一気に読んじゃいました。 物語は完結してしまいましたが...。 その後の3人が気になります。 (2020年1月18日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 物語読んでいて一つお聞きしたいことがあるのですが...。 『鈍感力』でマネージャーさんが出て来るので すが...。 今までは名前表記だったのに何故ここだけ マネ表記に変わったのでしょうか？ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 がむしゃらに前向きにのここの部分 私が今いるのは大坂の病院。 これ正しくは大阪ではないんでしょうか？ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 物語読んでいて途中から物語のに出て来るほとんどの○○sideが全てsaidになっていますよ？ (2020年1月16日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やな子。 x他2人 | 作成日時：2018年8月11日 3時
