四十五話* ページ46
「行くぞ、ギア
「俺が最強だということを、嫌というほど味わわせてやる…ッ！」
ビュッ…！
風を切る音と共に、戦いが幕を開ける。
結果は見えているものだけれど、成程どうして面白い。
「JETピストルッ！」
「ぐぅぁぁっ…？！」
「JETッ！ウィップ！アックスゥッ！」
「…ァァッ！」
『ギア２』の原型はほぼ完成されつつある。
本来であるならば、グランドラインの半ばほどで完成される技がこうも早くに完成の兆しを見せるとは…、いやはやルフィ君の才能は恐ろしいねぇ。
「ふざけるなぁ！！この俺が最強なんだ！この俺がァ！ドンと呼ばれるのにふさわしい男なんだ！！」
と、叫び例の爆発槍を取り出す。
なんとも早い最終兵器の登場だ、出し惜しみしている場合じゃないと悟ったかね？
「フハハハッ！！これに触れた瞬間、お前は木っ端微塵だァ！！」
「なんだそれ、変な槍」
へぇー、ルフィ君こうゆうものにはひかれないのね、てっきり『カッコいい〜』とか言うかと思ったけど。
「おるァ！」
「おっと」
渾身の力で槍を振るクリーク。
しかし、その動作はあまりにも単調で、なおかつ大ぶりだったため、ルフィ君は簡単に見切ってしまう。
「クラァァッ！！」
「おぉっ」
ドォオンッ！
ルフィ君のフットワークに対して、その重い槍はナンセンスだねぇ。かるぅく避けて、その穂先は自分の船を刺すだけだ。
仕舞い目には自分の船無くなっちゃうぞ、既に真っ二つになっちゃってるけども。
「ゴムゴムのー！ツインJETピストル！！」
「ウゥアッ！」
槍と拳がぶつかり、槍が意図も容易く折られた。原作では五回ほど殴って槍の先っちょだけだったが、ギア２を発動しているのでたったの二発だけだ。
「畜生！！この俺こそが！海を統べる男なんだ！」
この期に及んでまだ言いますかー、キミは。
「だからそれはおれだって……、言ってるだろうがーー！！」
決まったーー！ルフィ君の十八番！ゴムゴムのJETバズーカが炸裂し、バラティエの方へふっとんでいくクリーク。
っておいおい、こっち来てるじゃあないか！
私はこういった物理系はとんとダメなんだ、サンジヘルプッ！
「サンジ！」「お任せください♡"粗砕"ッ！」
「ぐあっ…！」
サンジに蹴りおとされ、ひれにめり込むクリーク。もうすでに意識は飛んでるねこりゃ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 468人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シーデン | 作成日時：2017年1月17日 21時
