【ONE PIECE】麦わらとのんき女の航海日誌 (ページ37)

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三十六話* ページ37

「あぁ！だから、ここ『東の海』で呑気に」
「おれは行くぞ、グランドライン」

フゥー、ゆるぎない決意。流石は猪突猛進。
「何で…！」「一回決めたし、そこに待ってる人が居る。おれはそいつに合わなくちゃいけないんだ！」

ギンに地獄とまで言わせたグランドラインの最深部、言うなれば地獄の底の底。新世界で待つシャンクスを思い、ルフィくんは帽子を掴む。

「…そうか。まぁいいさ、俺は忠告したぜ…。サンジさん、メシ…有難うな」
「別にいいさ」

するとここで、店のほうからオーナーであるゼフさんが現れる。

「サンジ！こんなところに居やがったのか！」

「すまねぇ…アンタ怒られるんだろ？こんな俺にただ飯食わせちまったから…」

ふふん！ここは私の出番でしょう！前の世界の知識をふるってやろうじゃないですか！蒸気、それ即ち万能である！！

シュゥウッ

私の蒸気がお皿を包む。蒸気クリーニングだぁ～！

「ヒューヒュー」
出来もしない口笛を吹いて、サンジに目配せをする。

「Aさん…！！なんとお優しい～♡俺のためにぃ～♡」
このサンジのメロリンモード、はたから見たらすごく面白いんだけど…実際に体験すると少し面倒くさいな…。

「ッチ。おいサンジ、そこの『キレイ』な皿、何に使ったか知らねぇが片しとけよ」
という言葉とともに店内に戻っていくオーナーゼフ。

「アンタまで…、すまねぇっ！この恩は忘れねぇ！！」
「へへ、もう捕まるんじゃないよ～」

…ギン出航中…

「さてと…どうやって仲間にするかは、ご飯を食べながら考えるとしよっか。ルフィ君。」
「おう！そだな！」

そうして、私達はサンジの後を追い、バラティエに戻る。

…食事中…

「うめぇ！あれも！これも！全部うんめぇ～ぞ！」
さすがルフィ君、食べっぷりが違う。

「おいルフィ…もう少し落ち着けよー」
「ほんとにうるさいわねー」貴「まぁ、美味しいのは本当なんだけどねぇー」

私たちが食事を楽しんでいると私とナミちゃんの席の間から二本のバラが出てくる。少しびっくりした。ところでサンジ、このバラはどこから出てきたんんだい？

「嗚呼・・・海よ！今日という日の出会いにありがとう！嗚呼・・・恋よ！この二人の女性への気持ちを抑えられない僕を笑うがいい・・・。Aさんに出会い！貴女に出会い！僕は！海賊にでも悪魔にでもなリ下がれる覚悟が今できた！！」

所々で台詞が少し変わっている。こういう変化を見つけるのもまた楽しい。