35つ目の解答 ページ38
Aサイド
さて、これからどうしようか?
鬱とはある程度の距離が離れたと思うので、走るのを止めて今は歩いている
まぁ、まずは状況の把握が優先かな……
今までの流れをリストアップするかのように頭の中に並べていく
・僕の自爆テロにより、相手の囮を約200人程撃破
上記から、敵に情報が漏れていることが発覚
恐らくは観光客が紛れ込んでいたのだろう
・守備が一番手薄だった鬱担当の場所に向かう
そこで、敵と交戦。既に倒されていた人も含めて約400人撃破
鬱の部隊はほぼ壊滅状態
これ以上の戦力はもう期待は出来ない
ここから分かる事は沢山ある
まず、最重要事項は敵の本陣の確認がまだ出来ていないこと
僕の推測が正しければ、今頃、僕がテロを起こしたあの平野でコネシマの部隊と交戦しているだろう
コネシマは近接部隊隊長、やられるなんて事はまずない
次は観光客についてか……
これについてはもう目星がついている
僕が知る限り、城の中で見かけたのは一度きり
それでいて、初めてその人を見かけたのは……
大気が、うねる
そんなあまりにも異様な雰囲気を感じとり、背筋が思わず凍りつく
慌てて上を見上げれば、
「……核?」
圧倒的な質量を持って、頭上を通り過ぎていった大きなモノを見て、
僕は始めそれが何か分からなかった
普通、核が飛ぶなんて有り得ない
だが……
不可能を可能にする力が、この世には存在する
それは、僕が身をもって知っている
この事実が僕が見たこの現象に信憑性を与え、僕に恐怖を植え付ける
このままアレが飛んでいったとすれば…間違いなく、
最悪の予想が頭を過り、かぶりをふった
大丈夫、大丈夫だ
我々国が滅びるなんてことは有り得ない、あったとしても……僕がそれを許さない
僕は願った、この素晴らしい国に勝利と安寧を、と
あの健気な女の子に貰ったナスタチウムは度重なる戦闘で散ってしまったけれども……
胸元のネックレスを握る
「僕が国を想う気持ちは、これっぽっちも薄れてなんかいない」
だから―――――
『守って……』
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イオネラ(プロフ) - 、さん» おお〜、見事に誤字ってますね〜。直しておきます (2020年3月28日 13時) (
レス) id: f9348e29a5 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 1ページ目、｢密｣は「秘密」とかに使われるものであり、この文の場合は甘い「蜜」となるべきでは？中学生ならそれくらい分かると思いますが。 (2020年3月28日 11時) (レス) id: 80989d8d85 (このIDを非表示/違反報告)
イオネラ(プロフ) - ここでリクエストは終了させて頂きます。沢山のご愛読、ありがとうございます!! (2020年3月22日 12時) (レス) id: f9348e29a5 (このIDを非表示/違反報告)
イオネラ(プロフ) - ヒロインXさん» お褒め頂きありがとうございます!!zmですね。了解です〜!更新頑張って急ぎます← (2020年3月22日 12時) (レス) id: f9348e29a5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロインX - 突然のコメント失礼します。素晴らしい作品ですね！惚れました笑ゾムとの絡みが見たいです！お願いします。更新頑張って下さい！ (2020年3月22日 10時) (レス) id: be3281a2df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオネラ | 作成日時：2020年2月22日 1時
