Tricked by a Liar -ｳｿﾂｷﾆﾀﾞﾏｻﾚﾙ- (ページ33)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:35,520 hit

Liar:32　神山side ページ33

.

神山｢流星はさ…俺のことどう思ってるん??｣

流星｢ぇ…神ちゃんのこと??｣

お互いの仕事終わりに､久々に流星とご飯食べに来た｡

誘うのめっちゃ緊張したけど…来てくれてよかったわ｡

で､来て2時間くらいは経つかな｡

流星｢んー…歌上手いし､ダンス上手いし､面倒見よくて､オカンで､めっちゃ頼りになる仲間??｣

……うん

普通に嬉しい｡

でも…

神山｢そーゆーことやないねん｡

………流星にとって俺は…恋愛対象?｣

流星｢…………ぇ?｣

手に持ったグラスを机に置き､流星を見つめる｡

神山｢流星のこと好きやねん……俺｣

酔った勢いってあるんやな…

口が止まらんだもん｡

普段なら恥ずかしくてこんなん言えへん｡

流星｢…えーっと………｣

神山｢ずっと好きやってん…

Jr.の頃からずっと見てきた

笑った顔も…怒った顔も…眠たそうな顔も……

全部大好きやねん｣

でも

神山｢流星は……俺のことなんて興味ないんやろ?｣

気づいてた…結構前から｡

流星｢…神ちゃん……｣

神山｢俺が流星に気づいてもらえるようにアプローチしても…何も変わらんだ｡

あからさまやったのに…何も｡

それって流星が……気づいてるけど知らんふりしてるってことやんな…?｣

……なんか…………悲しなってきたわ｡

飲みすぎたかな…

流星｢神ちゃん……俺………｣

神山｢…ハッキリゆーてや…その方が俺も諦めつくから｣

うつむく流星｡

でも､何か心に決めたみたいな表情で俺を見た｡

あー………俺のことが好きってミラクル起こらんかな…

まぁ…無理か｡

流星｢ごめんやけど…

俺は神ちゃんのこと､全く興味ない｣

　