◇ ページ14
.
「ってことで罰ゲームは堂前さんでーす！」
あるコーナーで罰ゲームが決まった透くん
お客さんの笑い声と共に不服そうにしてる
「え〜今のはちゃうやんか」
「はいもうめんどくさいんで
罰ゲームすぐ執行しまーす」
後輩芸人に棒で
思いっきりお尻を叩かれて悶絶する堂前さん
面白いけどちょっぴりだけ心配しちゃう私
「…いったいてえ、、」
「ちょっとA！彼氏痛がってんでー！」
……え？
聞き間違いちゃうよね？
声のした方を見ると堂前さんの相方
兎さんと目が合う
「彼女やねんから…って、え、なにその反応」
「な、なんでそれ、」
私の声はざわめくお客さんの声にかき消された
やばい、頭が真っ白だ
てかなにしてくれてるねん
普通言わんやろこんなとこで頭おかしいんか
「兎さん！それは！」
「え？な、なに？？」
「やから！透くんのことは！…っあ」
やってしまった勢いあまり過ぎた
客席からはざわめく声から
悲鳴なのか歓声なのか
よく分からない声に変わる
すると、サッと私の隣に来た透くん
「急に驚かしてすみません
変なタイミングで公表して申し訳ないんですけど
Aと付き合ってます」
「うわああ！？堂前さんん！？」
待って！？今この場で言う！？
さっきまで痛がってた透くんはどこ！？
「もうバレてんからしゃーないやん」
「そ、そうですけど！」
ま、まさかこんな形でバレるなんて
「え、ごめん…その、隠してると思ってなくて」
「ひどいですよ！兎さん！！」
「いや、こんなん言うのもアレやねんけど
それで隠してたつもりやったん？」
「…え？」
兎さんとその周りの同期や後輩芸人達が
揃って頷くのを見て私は固まる
「いやもうずーっとラブラブやし
みんな気付いてたで？」
「は、はいいい！？」
「特に堂前の方はすごかったやん」
「ちょ、ここで言わんといてください！」
「まあAも大概やったけど」
「！？！？」
堂前さんのナニが？ドレが？
そして私のナニが？ドレが？
「か、勘弁してよ…」
「ちょ、A！？大丈夫！？」
「全然大丈夫ちゃう…」
今まで必死に隠してたのはなんやったんや
確かに冷静に考えれば
彼からの大きすぎる愛を隠し通せるわけがなかった
思わず透くんにの肩にもたれると
再び客席から叫び声が聞こえる、けど、
もうなんでもいい…っか
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 847人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るうみ(プロフ) - りまさん» リクエストありがとうございます！出来上がるまでしばらくお待ちください！✨ (2022年11月29日 8時) (
レス) id: d2483b3b0f (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - 彼女の誕生日を堂前さんと過ごす話が見たいです。よろしくお願いします。 (2022年11月29日 7時) (レス) id: 05beb7e26c (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - りまさん» こちらこそお待たせしてすみませんでした😭そう言ってもらえてよかったです🫶💓またお待ちしております！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: d2483b3b0f (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - お忙しい中、リクエストありがとうございました😊とてもいいお話でした BIG LOVE🫶 (2022年10月13日 13時) (レス) id: 05beb7e26c (このIDを非表示/違反報告)
千速(プロフ) - るうみさん» すみません！お忙しい中ご返信していただき、ありがとうございます！また日を改めて、リクをしますね！ (2022年9月19日 17時) (レス) id: d94946fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るうみ
| 作成日時：2022年5月29日 4時
