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慌ててお店を飛び出すと
信号待ちしてる人を見つけた
「あの！！」
「…？」
振り向いた彼は間違いなく
先ほどいたお客さんで、野村さんって人だ
「これ忘れ物です！」
「…ああっ、うわこれ僕のですわ
ほんまありがとうございます」
「よかった、野村さんの…あっ」
やばいやばい
思わず名前を言ってしまった
「もしかして僕のこと知ってくれてます？」
「あ、あの、ほんまごめんなさい！
わざとやないんですけど
ノート見えてしまってそれで、、」
「ああ、そういうことか。
野村尚平って言います。
ノートの中身、変や思ったでしょ？」
「そ、そんなん思わないですよ！
野村さんのこと知れて嬉しいのに……あっ、」
さっきから私何を言ってるんや、、
勢い余りすぎて自分の気持ちがダダ漏れ
「あ、あのあの！！
今のは変な意味とかやなくて！！その、」
「僕芸人やってるんですよ」
「…へ？」
とんでもない発言をして大慌てしてるのは
私だけみたいで野村さんは至って普通だった
「てかそっちも名前教えてや
苗字はもう覚えてるから、下の方な」
「え、あ、えっと、Aです」
「Aちゃんか」
てか今なんて？苗字はもう覚えてる？
あ、名札見てるから？かな？
「このノート忘れたんわざとって
言うたらどうする？」
「わ、わざと？」
「Aちゃんなら届けてくれるかなって」
「ええ！？」
「ふは、ええ反応や」
さっきからずっとドキドキし過ぎて
心臓が飛び出してしまいそうやのに
野村さんはなんでか嬉しそうに笑ってる
「なあ、もっとAちゃんと話したいから
今度劇場来て、漫才劇場すぐそこやから」
「漫才劇場、、」
「たまには俺の仕事場にも来てや」
まさかこんな展開になると思ってなくて
こくりと頷くことしか出来なかった
「その時に連絡先も交換しよな」
「い、今やなくて？」
「そんなすぐとんとん拍子でいったら
おもろないやん？」
そんな可愛いこと言われたらしたなるけどな
なんて言った後野村さんとの距離が一瞬近くなる
「やからちゃんと俺に会いに来てや？」
そう言うと
青信号になった横断歩道を早足で渡って
人混みに消えていった
どうしよう
早く野村さんに会いたくて仕方がない
こんな恋の始まりも、悪くない。
-end-
両想い？出来てたでしょうか！？笑
リクエストありがとうございました！
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るうみ(プロフ) - あさのさん» コメントありがとうございます💓ええほんとですか！😭きゅんきゅんしてもらえて何よりです！また思い付いたら書かせていただきますね〜✨ (2022年5月29日 4時) (
レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - 川西さんめっちゃ良かったです〜！きゅんきゅんしました🥰また楽しみに待ってます！ (2022年5月29日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - raraさん» ええ嬉しいですありがとうございます🥺💓リクエストかしこまりました！こちらはお話が満杯になりましたので移行した際に書かせて頂きますね！少しお時間頂きますのでしばらくお待ちください☺✨ (2022年5月27日 12時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
rara - いつもるうみさんの書くお話素敵だなと思いながら読んでます🥺リクエストで、何かの記念日でも誕生日でもないのにただただひたすらお姫様扱いしてくれる川西さん読みたいです！お願いします🥺 (2022年5月27日 3時) (レス) @page48 id: 9fa065dabb (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - ezeさん» 初めまして！いつも読んでくださりありがとうございます🤲リクエストかしこまりました！野村さんのお話ですね！こちらはお話が満杯になりましたので移行した際に書かせて頂きます！出来上がるまでしばらくお待ちください✨ (2022年5月26日 1時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2022年2月14日 0時
