◇ ページ35
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目覚ましの音が鳴る
息苦しくて全然眠れなかった夜
ゆずるさんに会いたくないって初めて思った朝
今日劇場被ってたなあ、、
と思いながらいつもより
5倍くらいのスピードで化粧を終わらせる
終わらせたというか、眉毛描いただけ
もう手抜きでもなんでもいい
「…いってきます」
誰もいない部屋向かって挨拶をして家を出た
どうでもいいと思った瞬間の日常は
こんなにもつまらないのか
「おはよ」
「…え、っわ！？」
なんで、
なんで今なんよ、
「ゆずるさ、」
「なんや俺に気付かへんかったんかい
いつもは追っかけてくるんに」
「…や、別に」
まさか偶然会えるなんて
こんなの嬉しいに決まってるはずなのに
「なんや今日元気ないやん」
「そんなことないです」
「顔色悪ない？」
「化粧テキトーにしたから」
「目充血して、」
「触らんといてください！！」
伸びてきたゆずるさん手を振り払う
「っ、そんな怒らんでも、俺なんかしたか？」
「別にそんなんじゃ、」
「ほななんやねん、言うてくれな分からんやろ」
「も、もう私！！
ゆずるさんのこと好きじゃないんで！！」
もう好きじゃない
そう言い聞かせる
私ばっかり好きなのはもう嫌だ
「……は？」
「て、てか別に元々そんな好きちゃうし
ゆずるさんの反応見て楽しんでただけやし」
心が痛い 上手く息が出来ない
好きな人に嘘を作ってこんなにつらいものなのか
「A、」
「ゆ、ゆずるさんのこと利用してただけやし！」
「ええ加減にせえよ」
怒られる 嫌われる
怒った 嫌われた
当たり前だ
こんなの嫌われるに決まってる
「…っ、」
「もう俺のこと嫌いになったんか」
いっそのこと嫌って欲しい
貴方から好きって言葉が貰えないなら
好きって気持ちが貰えないなら
もう何もいらない
「なあこっち向けって」
勇気を振り絞って
ゆずるさんの顔を見ようとしたけど
視界がぼやけてどんな表情をしているか分からない
「なんで泣いてんねん」
「…うっ、、」
「泣きたいのはこっちやって」
嘘だ、嫌って欲しいなんて
そんなこと
「ほんまに俺のこと利用してたん？
ほんまに俺のこと好きちゃうんか？」
「俺がAのこと好きって言うても
もう遅いんか？」
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るうみ(プロフ) - あさのさん» コメントありがとうございます💓ええほんとですか！😭きゅんきゅんしてもらえて何よりです！また思い付いたら書かせていただきますね〜✨ (2022年5月29日 4時) (
レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
あさの(プロフ) - 川西さんめっちゃ良かったです〜！きゅんきゅんしました🥰また楽しみに待ってます！ (2022年5月29日 1時) (レス) id: 6c0ede078d (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - raraさん» ええ嬉しいですありがとうございます🥺💓リクエストかしこまりました！こちらはお話が満杯になりましたので移行した際に書かせて頂きますね！少しお時間頂きますのでしばらくお待ちください☺✨ (2022年5月27日 12時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
rara - いつもるうみさんの書くお話素敵だなと思いながら読んでます🥺リクエストで、何かの記念日でも誕生日でもないのにただただひたすらお姫様扱いしてくれる川西さん読みたいです！お願いします🥺 (2022年5月27日 3時) (レス) @page48 id: 9fa065dabb (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - ezeさん» 初めまして！いつも読んでくださりありがとうございます🤲リクエストかしこまりました！野村さんのお話ですね！こちらはお話が満杯になりましたので移行した際に書かせて頂きます！出来上がるまでしばらくお待ちください✨ (2022年5月26日 1時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2022年2月14日 0時
