７３話目 覚醒の正騎士 ページ33
Aside
瑠斗を苦しめていたやつらの断罪は終わった
瑠斗は自由になる
なのに……
貴「悲しいよ……」
真緒に支えられていないと倒れてしまう
皆には普通を装ったてそれではダメだ
亜梨沙に聞いた瑠斗の事
決めるのは瑠斗
なのに……、僕は……
瑠「A！」
いつもより力強い声と同時に僕の体は締め付けられる
この感じは……
貴「瑠……、瑠斗……？」
間違いなく僕の正騎士だ
瑠「脅されていたとはいえ俺はお前を裏切った。それをゆるしてくれとは言わない。だがな……、俺の気持ちはお前のものだ！」
瑠斗の告白……
嬉しい……
貴「ごめん、ごめんね……。大切だって言ってくれてたのに……、少しでも疑ってごめん……」
涙が止まらない
何で疑ったんだろう？
加勢は信じてた
本人の口から完全に拒絶が出るまでは信じるべきだって言ってたのに……
亜梨沙からも言われてたのに……
自分が捨てられると勘違いして勝手に疑った
瑠斗のせいじゃない
貴「ごめん……、ごめんね……」
何度も謝り続ける
こんなことで許されるはず無いのに
瑠「はぁ……」
ため息と共に額に僅かに感じる痛み……
目を開けるといつもの笑顔で笑う瑠斗がいた
瑠「俺がお前を捨てる訳ないだろう？こんな泣き虫で自分を見てほしいって言ってる手のかかる弟をな？」
いいんだ……
貴「なら……、これは命令だ……」
柄じゃない命令を下す
息を吸い込んで思いっきり叫ぶ
貴「俺の正騎士でいろ、成世瑠斗！！」
瑠「俺への罰が軽いと思うぞ？まぁ……いいぞ。終演の正騎士、成世瑠斗。この場をもってお前に絶対と永遠の忠誠を……」
これからは逃がさないよ……
瑠斗……
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さてと、何かAがおかしい方向へ進んでいるような気もしますがおいといて
瑠斗sideがあと一話で完結です
この話が終わると……
とうとうラスボスの登場です！
他のメンバーと違い現在の時間軸での事になります
メンバーを守りたいAとリーダーの為に覚醒をしたメンバー
二つの意見がぶつかりますのでお楽しみにしていてください
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作者名：黒魔剣士 | 作成日時：2018年6月22日 19時
