69話目 逃げ出した正騎士 ページ29
Aside
瑠「A、オレは今日この場をもってお前の仲間をやめる」
瑠斗が突然宣言した脱退
僕はついていけなかった
昨日まで普通に接してくれていたのに……
加「お前、Aを裏切るのか?」
呆然とする僕とは対照的に加勢は冷静に対応している
瑠「別に、こいつが目指していたことは終わったんだ。なら、もう付き合う必要はないだろう?」
僕は何を間違えたんだ……
嫌だ……、嫌だよ……
いつの間にか瑠斗は居なくなっていた
何で……
僕に寄り添う宗と英智
瑠斗が出ていったであろう扉を睨む敬人と斑
どうすればいいのかわからずたたずむ千秋
呆然とする薫と泉
僕の目を見据える加勢
回りのことは見えなかった
ただ一つ……
たった一つ……
あの言葉だけが頭から離れなかった
『付き合う必要はないだろう?』
かつて、瑠斗からユニットを組もうと言っていたのに……
貴「な……んで……」
加「A!」
加勢が僕にてを伸ばすけど僕はその場に倒れこんだ
貴「何で……、な……、んで……」
意味のない言葉が繰り返されるだけだった
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やっと来ました瑠斗side
survivalの中で一番大人びていてAのことをそばで見ていた一人です。
本編の瑠斗sideの過去編からもわかるように自分から誘っていたはずの友人を裏切った彼
彼の本心を5話ほどで語っていきたいと思います。
お楽しみにしていてください!
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作者名:黒魔剣士 | 作成日時:2018年6月22日 19時