６１話目 導く孤独 ページ13
Aside
悲しかった……
朱流に嘘をつかれたことじゃない、頼ってかれなかったことに……
今ならわかる
皆、こんな気持ちだったんだ……
貴「加勢、瑠斗……。どうしよう……、このままじゃぁ……」
朱流が壊れちゃうよ……
加「A、落ち着くんだ。やるんだ、お前のライブをあいつのためだけに」
瑠「そうだな……、お前と同じ道を歩ませてはいけない。覚醒をさせるべきだろう……」
ダメだよ……
加勢……
南緒……
タクト……
櫂……
概……
皆、終焉へ覚醒していくけどそれはやってはいけない
だってそれは……
本来の自分を失うこととイコールなんだ……
自分を捨ててまで覚醒してほしくないでも……
自分の隣に居る人が増えるのは嬉しい
でも……
貴「朱流……、お願いだから泣きそうな顔で僕の前にたたないで……」
それが僕の本音……
たった一人暗闇にいたからわかる
あの闇に"survival"には似合わない
闇に反逆し、光に革命する
それが"survival"メンバーに似合っているのだから
だからね……
貴「朱流……、お前は絶対に闇に染まらせたりはしない……！」
それが兄として何もできなかった僕の……
貴「できることだから……」
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朱流編２話目終了です
実はブラコンだったA君
彼は一年間、闇に染まっていました
それを助けたのは間違いなく仲間達であり兄弟達です
A君の決意をしっかり見届けていただけましたかね？
次の視点は二人目の兄、南緒です
臨時リーダー、兄としての目線からA君のライブを……
そして朱流を励ます役割があります
では、お楽しみに〜
by駄作者 黒魔剣士
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作者名：黒魔剣士 | 作成日時：2018年6月22日 19時
