59話目 弟として ページ11
慨side
止めてしまった慨との時間……
気づけたはずなのに……
南『いつか、選ぶ時が来るよ。自分の全てを捨ててでも叶えたいことが……』
かつて南緒君に言われたこと
軍師として忘れてはいけなかったのに……
慨「朝焼けに染まる僕 君には見えなくて 煌めきから消えるように そっと別れよう それが君の未来」
かつて、傷つくだけの天使を助けたい……
ただ、それだけのために反逆者になることを選んだ
それはとても辛く、苦しい道のりだった
鬼神として戦った彼はこんな道を通ったのか……
自分じゃ役にたたないと諦めかけもした
そんな時はいつも……
同じ願いを抱いた櫂がいた
時には互いの意見をぶつけて、時には共に泣いた
そして鬼神を絶望の檻から救い出せた……
慨「そうだったね……、櫂」
僕はこんなことをしている場合じゃないね……
南「覚醒が遅いんじゃないの?終焉の軍師さん?」
とても楽しそうな南緒君の声がした
貴「二人とも、ありがとう……」
僕たちの反逆はここからだからね……
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櫂、慨side終了です‼
一度書きたかった双子の喧嘩です
あべこべの考えだからこそ苦悩する二人を書きました
次のターゲットは朱流です
南緒とAの二人に守られていた弟を4話ほどで書きたいと思っております
こんな駄作者ではありますが、これからも応援よろしくお願い致します
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作者名:黒魔剣士 | 作成日時:2018年6月22日 19時