延々と続く日々 ページ2
朝は、ピザトーストから始まる。
大っ嫌いだった、同居してるおばあちゃんが焼いたピザトースト。可もなく不可もなく美味しくもないそれの香りは、一日の始まりを私に知らせた。
ちなみに、大っ嫌いが過去形だが、これは好きになったという訳では無い。
嫌いを通り越してどうでも良くなったのだ。
不揃いの髪を結ったり、
なんちゃって制服に着替えたりして、
どうでもいいばあばと同居してるアパートを出る。
外に出れば、実家とは程遠い、
薄汚い空気が鼻を突く。慣れたけど。
そして、無感情のまま、タバコの吸殻が所々に落ちている汚い道を歩き、駅へ行く。
どうしてこう、大人も街も汚いと思ってしまうのだろうか。
駅に着き、定期券を改札機に通し、
階段をあがり、通勤ラッシュでいっぱいの電車に乗る。
大きな駅で乗り換えし、
学校の最寄り駅で降りる。
一時間目、二時間目、三時間目、四時間目、
昼食、五時間目、六時間目、ホームルーム。
学校生活の中で、特に書くことは無い。
ただ授業の繰り返しだから。
書いたって面白みはないし、意味は無い。
そして来た道をもどる。
学校の最寄り駅から電車に乗り、
大きな駅で乗り換え、そして家の最寄り駅で降りる。
家に帰ったら即ゲームを開き、
日課をする。課題ほったらかしで。
夜ご飯が出来たら食べる。
そしてシャワーを浴びて寝る。
たったそれだけの日々。
それが場所を変えて永遠に続くのかと思うと、吐き気がする。
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作者名:桜花 | 作成日時:2021年2月10日 13時