雪男のメンバー兼マネになったのは小瀧の弟

SA ページ10

岩本side
結局、何も聞き出せぬまま、時間が過ぎていく。

コメント欄には辛辣な意見ばかり。

阿「じゃあ、じゃんけんしよっか！」

ラ「負けた人が、全員の奢りだからね！」

「「「「『最初はグー、

じゃんけん、ぽんっ』」」」」

佐「この人数で一人負けって、、。

竜矢って運ゲー弱い？」

『すごろくとかでゴール出来た事がない。

毎回三以下しか出ないからな。

運ゲーは極力したくないけど、

仕方ないだろ。何食べるんだ？』

豚串、ホットドッグ等々を頼み、

結構な金額だったと思うんだが、

値段を見せずに買ったので、

兄貴的存在っぽいよなと思った。

阿「アイドルになる前って何しようとしてたの？」

『建築士になろうとして、

一級建築士試験合格したから、

建築士として働こうとしてた直前だったね。』

佐「出身大学はどこでやんす？」

『慶應義塾大学の経済学部。』

阿「建築士とはまた別分野、、。」

『建築士の勉強と、

大学の勉強を両立させてたんだよ。』

ベビーカステラを食べながら言う。

岩「それ、大変じゃなかったの？」

『追い込まれたよ。すごく。

だから、精神的に壊れた。

やめた。この話は終わり。

俺は話す気無いから。』

そう言って、立ち上がる。

持ってた缶コーヒーを捨て、車に戻ろうとする。

向「ちょっと待って。

何で先に行くんや。一緒に行こうや。」

『俺は空気だって言ってんだろ。

何で俺に構う？』

心底分からないという風にする。

向「それはな、竜矢の事が大好きやからやで！」

『寝言は寝て言った方が良いぞ。』

宮「寝言じゃないよ？本当の事だ。」

『へぇ。お世辞はお腹一杯なんで。』

この人信じません。

言葉が届く日はいつでしょう。

案外早く来たりしてね。

皇帝誕生→←ナイトメア

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す