皇帝誕生 ページ11
竜矢side
向「コメント欄に質問来てんで。
竜矢くんの手首に付いてる、
ブレスレットは何ですか？だって。」
『親から受け継いだ物で、
お守りみたいな存在です。』
そう言って、ブレスレットを見せる。
岩「て言うか、敬語。無くそ。
俺は照って呼んで。」
『嫌です。』
深「俺達は竜矢って呼び捨てだもん。
竜矢も呼び捨てにしないと、割りに合わないじゃん。」
『呼び捨てで構いませんので、
俺は呼び捨てで呼ぶ気無いんで。』
これ以上、踏み込まれるのは不味い。
一線の先は死地。
無闇に敵のテリトリーに入れば死ぬのだから。
渡「何でそんなに頑なに拒むの？
なんか逆に傷付くんだけど。」
傷つけるつもりはなかった。
『ﾊｧ､照、辰哉、しょうた、こーじ、
ラウ、蓮、涼太、亮平、大介で良いですか？』
宮「声、カッコいいね。
今のちょっと気怠げな感じ、俺は好きかな。」
佐「宮舘王国国王が、
褒めた=皇帝の誕生の瞬間ですね！」
『俺は皇帝な訳？え？何で？』
宮「皇帝と国王の違いは、、、？」
『分かんないのかよ。
国王は一つの国をまとめる存在。
皇帝は、国王のまとめる国を更にまとめる存在。
だから、国王は皇帝よりも立場が下になる。』
宮「じゃあ、俺がひれ伏す人が竜様って事？」
『ひれ伏さなくていいから。
竜様って何。』
深「俺達ひれ伏したいんだけど。
支配下に置かれたいです！」
『支配下に来る必要無いから。
何のオプションも無いから。』
阿「竜矢連合国家に入れるだけで名誉ですから。」
『そんな国家作った覚えないんだが。』
宮「じゃあ、喜んで仕えさせて頂きます。」
『跪くな。ったく、バーカ。
何でんな事する必要があんだよ。』
佐「出ました！イケボでバーカ！」
向「ええやん！ええやん！
竜様、受け入れるしかないで！」
渡「おもてなししてもらえるよ。」
『勝手にしろ。』
面倒になって、投げやりに言って、
こんな会話が安心するのは、何でだろう。
心は勝手に開いていく。
もしかしたら、コイツらに、
開けられて行ってるのかもしれない。
もう少しだけ、足掻いてみるとする。
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氷牙 - 黎音さん» 直させて頂きました！ご指摘、ありがとうございました！ (2021年1月18日 22時) (
レス) id: f9e508b53a (このIDを非表示/違反報告)
黎音(プロフ) - 10問10答の第1問の所第1門になってますよ (2021年1月18日 20時) (レス) id: 68aa2fde0c (このIDを非表示/違反報告)
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