鉄血のオルフェンズの三日月が逆トリップ！ (ページ17)

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十五話ページ17

三日月の殺気を孕んだ声

なぜか鮮明に覚えてしまっている、今隣で手を繋ぎ一緒に歩いている少年が殺気を出すなど誰も考えないだろう

それほど三日月は厳しい環境で育ったということを改めて思い知らされる

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家に着いたが先ほどのこともあり少々気まずい

その時三日月の背中からあるものが見えた"阿頼耶識システム"Aは三日月から聞いた話を思い出した

三日月は今までどんな辛い思いをしてきたんだろう
そう考えたら無意識に三日月を抱きしめていた

「なぁ三日月、俺には我慢しなくていいんだぞ」

「どうしたの、A」

いきなりの言葉に驚く三日月そんな三日月を離そうとしないA

「いや、なんか急に三日月は今までいろんな事我慢してきたんだろうなーって思ってさ」

「・・・」

何も答えない三日月、Aはそんな事を気にせずに話し始める

「俺もさ、家が家だから色々我慢してたりしたんだよ、だからこれから我慢しないでいよ？

2人で支えあっていこ？我儘たくさん言おう

俺もっと三日月を知りたい」

Aの言葉は三日月に響いたようで

「俺も、Aを知りたい」

静かな声でそう言ったAも嬉しそうに笑みを浮かべている

「じゃあ俺三日月の仲間に会ってみたいな」

「オルガ達に？」

「うん、なんか楽しそうだからな」

「俺もAにはオルガ達にあって欲しいな」

そんな会話をしつつ、2人の中は深まったようだ。