９６.幼子の戻りかた�� ページ13
「『えぇえ〜！！！！？？』」
敵の異能で幼児化した安吾さん。
漸く帰ってきた太宰さんに抱っこしてもらったが…………
『戻らない！！？？』
「A！あー」
何やらご機嫌な安吾さんは太宰さんに抱えられたまま小さな手を私に伸ばす。
取り敢えず太宰さんから預かりしっかりと抱き抱えるも、謎は深まるばかりだ。
『太宰さんの人間失格が効かないなんて………』
「私の異能に例外は無いよ。Aちゃん。
これが発動しないとなると………」
その時、悩む探偵社内を着信音が響いた。
『はい、もしもし！！』
「Aちゃんっすか？あの、あれからちょっと調べてみたんすけど、安吾先パイがかかった異能、多分無効化の異能力者でも解けないっすよ。
異能にかかった方じゃなくて、
そういうことか。
『じゃあ、どうすれば安吾さんは元に戻るんでしょうか………』
「一週間はかかるみたいっすけど……
また何か分かったら連絡しますよ。
今日の業務はもう探偵社で、特務課には明日来てくれって種田長官が。」
『分かりました！！ありがとうございます！！』
電話を切って、ソファに座り込む。
そんな………このまま戻る方法が解らなかったら……
安吾さんが四歳のままだったら………
ヤバい。私の生活だけでなく、ヨコハマの均衡、社会、その後はこの国の安寧までも傾きかねない。
「A、大丈夫かィ？」
『少なくとも一週間は戻らないかもしれないそうで………』
「なンだそうかい！
じゃあ必要な服でも買ってきたらどうだイ？？」
「そうですわね！！一週間もそのままじゃ動き煩いし、目立ちますわ！！」
「玩具でもあれば退屈しないよね。」
「嗚呼じゃあ次いでに
僕の分の駄菓子も買ってきて〜。」
……………あれ？？
安吾さんの回りでワイワイと盛り上がる調査員。
『国木田さん……経費で落ちますか………？』
所変わって街中まで出てきました。
平日と言えど、あらゆるお店が立ち並ぶ繁華街では縦横無尽に人の波が動いている。
「A、
ずっと抱っこしてて重くないのですか？」
「しんどいならボクが変わろうか？」
人混みの中でしっかりと腕を絡めた谷崎兄妹。
本当にこの人達は優しいなぁ。
『大丈夫ですよ。異能使ってるんで。』
うだうだと人混みを流されるうちに、老若男女問わず人気の洋服大型量販店(赤の正方形の中に白文字)に到着！
安吾さんも、初めて見る大勢の人々に瞳を輝かせていた。
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あねもね(プロフ) - 莉玖梠さん» 今年の四月馬鹿はがっつり被ってましたね〜(笑)私も文マヨ開いて驚きました！！ちょっと書いては保存して……のスーパー亀更新なんですが、いつも見てくださってありがとうございます！！ (2018年4月22日 15時) (
レス) id: 57ead714e4 (このIDを非表示/違反報告)
莉玖梠(プロフ) - ヤバいです！！更新するたびちび安吾可愛すぎます！！公式のが出てるのでなお想像がしやすくなりましたね！！ (2018年4月22日 0時) (レス) id: a35683e8e9 (このIDを非表示/違反報告)
あねもね(プロフ) - 莉玖梠さん» わ〜！！ありがとうございます！！頑張ります！！いつも応援コメントありがとうございます！！これからもどうぞよろしくお願いいたします！！ (2018年4月8日 19時) (レス) id: 57ead714e4 (このIDを非表示/違反報告)
莉玖梠(プロフ) - 受験生なんですか！！勉強が大変ですね。更新はゆっくり待ってますので無理をしないで頑張って下さい！！ (2018年4月8日 18時) (レス) id: a35683e8e9 (このIDを非表示/違反報告)
あねもね(プロフ) - 結城憂樹さん» ありがとうございます！！ほんっとに、こういうコメント凄い嬉しいです！！ありがとうございます！！頑張ります！！ (2018年4月8日 18時) (レス) id: 57ead714e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねもね | 作成日時：2018年3月8日 18時
