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「いい空気になったところ申し訳ないんだけど」
ラ「も〜なぁに？ふっかさん」
「阿部ちゃんが具合悪いことに変わりはないから、とりあえず阿部ちゃんは横になって寝てなさい」
阿「えぇ、もう大丈夫だよ？ラウと康二に癒されてるし」
向「ほんま？俺たちあべちゃんの癒しになっとる？」
阿「なってるよぉ、ありがとうね」
ラ「嬉しい〜〜！！」
そんな阿部ちゃんの言葉に嬉しさを隠しきれず、ラウと康二が阿部ちゃんのほうに近寄っていく。
そのまま阿部ちゃんを挟んで座っているめめと佐久間との謎の攻防戦が始まり、渦中にいる当の本人は優しい顔でそれを眺めていた。
いやだから、阿部ちゃん具合悪いっつってたじゃん？
そんな近くでわーぎゃー騒いだら余計に悪くなるだろ…。
もう少しだけキツめに言ってやろうかと口を開いた途端、隣に立っていた照が声を上げた。
岩「阿部の周りで騒ぐな！まったく、ふっかも言ってただろ、阿部今具合悪いの」
向「そやった…ごめんなぁあべちゃん、頭痛いとかない、？」
阿「だあいじょうぶだよ〜、もう、心配しないで？」
さすがリーダー、こういう時にめちゃくちゃ頼りになる。
照の言葉でやっと落ち着いてくれた四人はそそくさとソファーから退けて、阿部ちゃんに横になるように促していた。
でも阿部ちゃんはさっきから大丈夫ばかり言ってなかなか横になってくれない。
ほんとさあ、変なとこ頑固なの、なんなんだよ。
「はいはい阿部ちゃん、年下組から寝ろってお願いされてんだから黙って寝なさい」
佐「……えっそれ俺も入ってるもしかして？」
「佐久間うるさい」
佐「いや聞いただけなんですけどぉー！？」
渡「佐久間うるせえ！こっち来い！」
なべに連れ去られていった佐久間を横目に、俺は阿部ちゃんの肩を押して半ば無理やりソファーに横にならせる。
いつの間にか舘さんがブランケットを持ってきてくれていたので、それをありがたく頂戴して阿部ちゃんの身体にかけてやった。
阿「…大丈夫なのに」
「阿部ちゃんの大丈夫は俺信じてねえから。はい、おやすみ〜」
阿「同期ならもうちょい信用してくれたっていいじゃん…」
「なんだってぇー？」
阿「絶対聞こえてたじゃん今の！」
「えー聞こえなぁーい、なーにー？」
もういい！寝る！おやすみ！！
そう言って、ブランケットを顔まで上げて寝る体勢になった阿部ちゃんが面白くて笑ってしまう。
たまになら彼のわがままに付き合ってみるのもいいかもね。
完
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同期ゆり組担 - さんかっけいさん、ありがとうございました。とてもおもしろかったです！投稿、お疲れ様でした。 (2023年3月21日 20時) (
レス) id: ecb79bbb8a (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - 同期ゆり組担さん» リクエストありがとうございます。書かせていただきました！若干内容の差異はあるかと思いますが、ご満足いただけると幸いです！ (2023年3月21日 16時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
同期ゆり組担 - またもや、リクエストよろしいでしょうか？ あべちゃんが５人のお兄ちゃん達にわがままを言いまくって困らせてかまってもらう、というお話が見たいです。細かい設定はお任せします！よろしくお願いします！ (2023年3月6日 23時) (レス) id: 67b27e02af (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - 同期ゆり組担さん» こちらこそありがとうございました！ (2023年2月23日 12時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - Mさん» ご感想ありがとうございます(^^♪ 励みになります！ (2023年2月23日 12時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんかっけい | 作成日時：2023年1月28日 3時
