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ラ「ん〜〜！うまぁ！やっぱ舘さんの料理最高だよ！」
「あはは、大袈裟な」
ラ「俺こんな濃厚なカルボナーラ初めて食べたよ、舘さんすごいよねほんと」
「そんな褒めてもデザートしか出ないよ？」
ラ「デザートは出してくれるんだ(笑)というかそれさっき買ったやつでしょー？」
俺ちゃんと見てたんだからね！デザートコーナーでプリン買ってるとこ！
ラウールにそう言われ、なんだバレていたのかと笑いが込み上げてくる。
ただのスーパーに売っている変哲もないただのプリンだけど、やっぱり食後のデザートは誰にとっても嬉しいもので。
本当は手作りしてあげたかったんだけど、時間も時間だしそれはまた今度ということになった。
俺の目の前に座るラウールは、先ほどから美味しい美味しいとぱくぱく食べ進めてくれている。
その食べっぷりはやはり最年少、見ていてとても気持ちが良かった。
一方、そんなラウールの隣に座っている康二は、特に言葉を発さずゆっくりと食べていた。
いつもなら「美味いやん舘〜！さすがやな！」とか「今度レシピ教えてや！」とか言ってくれるのだけど。
いや別に言ってくれないのが気に食わないとかそういうのじゃなくて、纏う雰囲気もいつもの康二とは違う気がして少し心配になる。
やはりさっきの咳は勘違いではなかったのだろうか。
「康二？」
向「………」
「おーい、康二」
ラ「康二くん、舘さん呼んでるよ？」
向「……ぁ、…ん？なに？」
ラ「康二くん、なんか…大丈夫？お腹いっぱいなの？」
向「いや、そんなんやない、けど」
「お口に合わなかった？」
向「そっ、そんなわけない！めちゃめちゃ美味しいで、いや、ほんまにっ！！」
ラ「あっちょっと康二くん、コップっ」
ガシャン。
部屋中に響くガラスが割れる音。
ラウールの腕は落ちてしまったコップを抑えようとした動きのまま止まっていた。
2人に掃除をさせるわけにもいかないから、俺が破片を拾って新しいコップを出そうと椅子から立った瞬間、康二がしゃがんで破片を拾い始めた。
「康二いい、俺やるから」
向「ごめ、ごめんなさい、わっちゃった」
「大丈夫だよ、気にしないで」
向「ごめん、おれが周り見いひんから、」
「っ康二それ危ない！」
向「ぇ、？…っい…！」
大きめの破片で指を切ってしまった康二はびっくりして破片を落とす。
結構ざっくりといったようで、康二の指から血が溢れ出てくるのが見えた。
＊→←後日、お詫びとしてオシャレなコップをプレゼントした。／橙
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同期ゆり組担 - さんかっけいさん、ありがとうございました。とてもおもしろかったです！投稿、お疲れ様でした。 (2023年3月21日 20時) (
レス) id: ecb79bbb8a (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - 同期ゆり組担さん» リクエストありがとうございます。書かせていただきました！若干内容の差異はあるかと思いますが、ご満足いただけると幸いです！ (2023年3月21日 16時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
同期ゆり組担 - またもや、リクエストよろしいでしょうか？ あべちゃんが５人のお兄ちゃん達にわがままを言いまくって困らせてかまってもらう、というお話が見たいです。細かい設定はお任せします！よろしくお願いします！ (2023年3月6日 23時) (レス) id: 67b27e02af (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - 同期ゆり組担さん» こちらこそありがとうございました！ (2023年2月23日 12時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - Mさん» ご感想ありがとうございます(^^♪ 励みになります！ (2023年2月23日 12時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんかっけい | 作成日時：2023年1月28日 3時
