【文スト】愛されてるあの子と愛されない私【太宰治】【中原中也】

どうしよう ページ10

今私は、横浜の駄菓子屋を回っている。



探偵社に行ったら久しぶりに国木田さんから仕事が貰えた。


と言っても雑用なんだけど。


どうやら乱歩さんが、期間限定ねるねるが欲しいらしい。


それを買ってこいと私は頼まれた。


やっと全て買い終わり、探偵社に戻る


｢ただ今戻りました｣


何やら会議をしていたらしい

太宰さんと、国木田さんが前に出てホワイトボードに何か書き始めている

それをみんなは焦っているように見てる。


今はねるねる渡していい状況じゃないな。と思い自分の席に着こうとしたら


谷崎くんがこちらを見て慌てた


谷崎｢あっ……えと



速水さんは関係ないから下にいっててくれるかな｣






関係ない。

鏡花ちゃんや敦くんも参加してるのに？新入りでも参加できるのに私は出来ないの？



会議に入っちゃダメなの？


関係ないという言葉に自分でも意外な程にショックを受けて

下、すなわちまた、うずまきに行った



でも、うずまきにすら何故か居ずらくて



乱歩さんに渡しといてください、と女給さんに
ねるねるを渡して


外に出た









お菓子すらまともに届けられないの？

とか、言われちゃうな。



頭の片隅でそんなことを思い浮かべたら


少し泣きそうになって


服の袖で涙を拭いながら走った









ﾄﾞﾝｯと誰かに当たってしまい、

探偵社員の人だったらどうしようと上を見上げた





？？｢まさか、探偵社に行かなくてもここで会えるとはなぁ？





A｣






小柄な身長

綺麗な青い目

ふわふわのオレンジに近い髪色


透き通るハスキーボイス

何より



黒い帽子


そこで私はぶつかってしまった相手を理解した







｢中也……｣

助け→←嫌だ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す