【文スト】愛されてるあの子と愛されない私【太宰治】【中原中也】

まさか ページ8

大宰視点


武装探偵社に敦くんと鏡花ちゃんが入ってきた位の時


それは届いた。

一通の手紙


外側には『中島敦，泉鏡花，速見A以外で、この手紙を開け。中身は上記3名には見せぬよう』


何かおかしいと思った

鏡花ちゃんや、敦くんが入ってきたのはつい最近だ。

知っているのは

武装探偵社員と、社長、あとは多分ポートマフィアだ。


そこまで思考をめぐらせてハッとした









横浜に眠る魔人


フョードル・ドストエフスキーだ




何故、私の思考回路はそのように回ったかは分からないが

最後のパズルがハマるような



そんな、感じがした




手紙の内容はこうだった









―武装探偵社員―

新しく泉鏡花，中島敦が入ったでしょう。

僕は速見Aさんを気に入りました。

新しく社員が入ったのならば、速見Aさんを頂きたいと思います。


しかし1つ条件付きと行きましょう。


探偵社員全員、速見Aさんと関わらない。

それならば、僕は速見Aさんを頂くことはやめさせていただきます。



彼女の意思で来るのならば別ですが


それではこの内容で実行していきますね


ずっとあなたがたの目の届かないところで見てますよ



フョードル・ドストエフスキー




自分勝手すぎる

第1の感想だ。

第2は


Aちゃんが危ない

もしここで私達がいつもの様に接していたら

きっとドストエフスキーは、


君を奪うために私たちをあらゆる手を使って


殺 してくる。









だから少しの間の苦痛を 耐えて欲しいな









私はAちゃんのことが







好きだから








なるべく傷つけたくないんだ









私達が・ドストエフスキーを諦めさせるまで


どうか私から




探偵社から離れないで

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