【文スト】愛されてるあの子と愛されない私【太宰治】【中原中也】

誰か ページ6

その日は、とても怖い夢を見た

皆から見捨てられる夢

あながち夢ではないのかもしれない

正夢ってやつ？あれかなぁって

ぼんやり考えながら探偵社の扉を開けた


探偵社員｢｢｢……｣｣｣


扉を開けると全員わたしの事をさもいないかのように

無視してくる



国木田｢まともに挨拶も出来んのか｣

そう言った国木田さんは、太宰さんと同じ目をしていた


だって、矛盾して居るじゃないか！

挨拶したら？五月蝿いなどうざったいなど言うくせに何が挨拶もまともに出来ないだ…


心の中でそう怒りを投げ飛ばす


ふと、昔はこんなじゃなかったのになぁとか思ってしまう





でも、そんな私に話しかけてくれる唯一の子がいる。









鏡花ちゃんだ


いつも私のことを心配してくれる

優しい

可愛い

人形のような

美しい子







私の事何も知らないくせに

なんて

悪くもない相手に、ストレスを吐き出してしまいそうになる。


もう、探偵社に行きづらいなんて、

柄にもなく思ってしまい、

そんな狂気じみた考えを出す自分が怖くて

走ってそんな思いを振り払った

鏡花ちゃんはいい子なんだ

鏡花ちゃんはこの居場所を、探偵社を

私のように思ってしまったらダメだよ

と心の中で忠告した









ドスト｢武装探偵社全員

Aさんには暫く関わらないでください｣

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