【wrwrd!】乙女ゲームは専門外！６

273話 ページ39

尋問の末、最終的には・・・




mk「うぅ、実は・・・」




エーミールに「月が綺麗ですね。」


などと告白された時のことを全て白状した。




os「あのエーミールがそんなことを・・・」




DTの癖に。とか言ってるオスマンは置いておいて()




「ミカは、どう思ってるの？」




え？と言うミカに、私は続ける。




「ミカ自身は、エーミールのこと好きなの？」


mk「えぇと、そういう目で見たことは、無いかな・・・」




しどろもどろになるミカの手を握る。




「じゃあ、ちゃんと向き合わなきゃ。」


mk「え？」


「お互いに向き合って、話した方がスッキリするでしょ？」




それに・・・




「頑張って言ってくれた言葉に、答えもしないのは違うんじゃないかな。」


mk「！」




そう言うと、ミカは立ち上がった。




mk「私っエミさんに伝えてくるっ！」




そう言うミカの目には、しっかりとした決意が見えた。


私たちは、部屋から出て行くミカの背中を見届けた。




「・・・頑張ってね。」




私はそんな彼女を見て


思わず眉を下げてうっすらと微笑んだ。




os「・・・ふーん、Aちゃんってまっすぐな子なんや。」




そんな呟きは私の耳には届かなかった。




(ん？なんか言った？)

(いんや、なんも言ってないで。)

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