【wrwrd!】乙女ゲームは専門外！５

220話 ページ34

五時間目、給食後の座学。


それはとてつもなく・・・



「眠い・・・」



目がぁ、目がぁぁぁ・・・


前の席のミカなんて熟睡してるし。


私も寝たいぃ・・・



私の席はまた窓際。


心地良いポカポカとした日が差してくる。



右隣は空席があって、その右隣がゾムの席。


ふとゾムの方を見ると、なんかお絵描きしてるみたい。



すると私の視線に気づいたのか、目が合った。


ゾムは描いていたメモ用紙を丸めて投げ渡してきた。


私はメモ用紙を広げる。



「ふっ・・・w」



メモ用紙には芸術的と言うかなんというか()


不可解で面白い絵が広がってきた。


てか文化祭のお使いメモにエグゾディア(仮)書いたのお前か！



すると右下に”絵しりとりしようぜ”の文字。


私もメモ帳を取り出し、一枚千切って書き出す。


左上に”受けて立とう”と書いて、真ん中にリンゴの絵を描いた。


メモを丸めてゾムの方に投げる。



ゾムは机に投げ込まれた私のメモ用紙を広げる。


私の文字を見たのか口角を上げた。


そしてゾムも別のメモに絵を描き始めた。

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