【wrwrd!】乙女ゲームは専門外！５

219話 ページ33

支度をして、部屋を出る。


否、出ようとした。



「わっ！？」


kn「うおっ！？」



部屋を出ようとすると、扉の前に居たのであろうコネシマと思いっきりぶつかった。



kn「すっすまん！昨日のお礼と言いに来たんやけど・・・！」


「お礼なんていいよ。」


kn「やけど・・・」



どうやら義理深い彼はそうはいかないようだ。



「あ、じゃあ一緒に学校行こ。」


kn「えっ！？ホンマにそれでええん！？金なら出すで？」


「話相手になってくれるだけで十分だよ。だからそのお札しまって。」



ということでコネシマと登校することに。


まあ学校の寮だから大した距離は無いのだけれど。


今日はミカ朝早くから行っちゃったから、一緒に登校できなかったんだよね。


だから私としては丁度いいのだが。



Kn「あ、そういや、貸してもらったハンカチ、洗ってきたわ。」


「お、ご丁寧にどうも。」



コネシマからハンカチを受け取る。


校門前に着くと、女子達の悲鳴()が。


あ、そうだった。こいつイケメンだったわ。



「んじゃ、また後でね。」


kn「おう！お前も頑張れよ！」



・・・あいつ公衆の面前で撫でていきやがった。


おかげで視線が怖い怖い。



とんだ爆弾残してったな。


そう思いながら教室に入った。

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