おとなりさんのそらるさん。【歌 い 手】

おとなりさんその14 ページ16

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それから、nqrseさんとフレコを交換して通話が終わった。
時間的にはもう24時を過ぎている…楽しかったなぁ。
ふと、わたる達を見れば特にわたるが眠たそうにしてた。

　
「わたるー？起きてる？大丈夫？」

「大丈夫……結構眠い。」

「うらさん寝るの早いもんな！」

「むしろ悠は元気だね。」

「んー、なんでやろ。お酒飲んでたからかな？」
　

そう言って悠は飲んでいたレモンサワーの缶を振っていた。中身はもちろん空っぽである。
ゲームをやっている間、そらるさんや私も軽く飲んでいた。


「んー…帰って作業しようかなぁ。」

「寝ろ。」

「えー？」

「寝ろよ。」

「…はい。」

　
昨日もほぼ徹夜したことを知っているわたるから、鋭い視線と有無を言わせない圧力を感じた。
仕方ない…今日はちゃんと寝よう。寝れるといいなぁ。

　
「A、大丈夫？」

「大丈夫ですよー」

「っていうか、そらるさんはいつの間にAのこと呼び捨てになったん？」

「んー…ゲームやってたら自然に…大丈夫だった？」

「全然大丈夫ですよ！？」

「へー…」

　
わたるが意味ありげな視線を送ってくる。
何だ、何なんだ。隣の悠はやっぱり仲間ってことやなって勝手に納得しているし。
さて、わたるも眠たそうだしあんまり長くいるものあれか。


「それじゃ、私は帰りますねー」

「うん、遅くまで付き合わせちゃってごめんね。」

「全然！むしろありがとうございました、楽しかったですー」

「またな、おやすみ。」

「おやすみー！」

「わたるも悠もおやすみ。そらるさんも、おやすみなさい。」

「うん、おやすみ。」

　
そう挨拶をしあって、隣の部屋に戻る。
そらるさんの家のドアが閉まった後……


　
「んじゃ、そらるさん詳しく教えてもらいましょうか。」

「…うらたくん眠いんじゃなかったの？」

「面白そうなんで。」

「…はぁ。」


　
何て会話が繰り広げられていたなんて、私は知らなかったけど。

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