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03.マサくん ページ4

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『あー!!マサくん!』


後ろから聞こえた声に振り返ると、すぐそこにいた姿に思わず安堵した。

ホッとしたのと嬉しかったのと多少お酒が入っているので、こんな時間に目の前の彼を呼ぶ声が少し大きくなってしまったことはどうか許してほしい。



「こんな時間に何やってるんですか(笑)てか、もしかしてAさんお酒入ってます?」

『今日、新入社員の歓迎会だったんだー』

「あー、もうそんな時期か。」

『うん。めっちゃお酒飲まされてどうにかタクシー拾って帰ってきたのはいいんだけど、ロックが解除されないの』


そんなわたしの言葉にマサくんは嘘だろ?と言った感じで笑う。


「え?(笑)パスワードが違うんじゃないですか?」

『えー、だって819…」

「817、ね。何ヶ月住んでるんだよ(笑)」

『うそ!あれ?819ってなんだ…?』



どうしてもわたしの頭に残っている"819"。

それが何だったっけと考えている間に、マサくんがロックを解除してエレベーターを呼んでくれていたのでそれについていく。



『あ、わかった!OJTでついてる子の社員番号だ!819220!今日散々これ入力したからなー』

「あはは(笑)それが抜けなかったんすね」

『そうみたい(笑)ごめんね、マサくんがちょうど帰ってきてくれて助かった!』

「本当に、俺が帰ってこなかったらどうしてたんですか(笑)」



やれやれといった感じで呆れたように笑う彼は、とても年下には見えない。実際は5個も下なんだけど。



『ねー(笑)いつも無意識で入力してるから、入れないってなるとちょっとテンパって余計分からなくなっちゃった!』

「まぁ、次もしそうなったら俺の部屋のインターホン鳴らしてくださいよ」

『なるほど!その手があったね!』



マサくんの言葉に納得しているとエレベーターがついたので一緒に乗り込んだ。



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まる(プロフ) - いちごだいふくさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(;_;)こらからも頑張るのでよかったらまた来てください★ (2018年12月5日 20時) (レス) id: 8f13031ebc (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - すっごい面白いし夢主ちゃんのキャラよきです、、!!これからも頑張ってください! (2018年12月5日 14時) (レス) id: 0069fa8620 (このIDを非表示/違反報告)
omame790(プロフ) - 優夕花さん» コメントありがとうございます!初コメとても嬉しいです(;_;)ぜひこれからも読んでやってください★ (2018年12月4日 21時) (レス) id: 8f13031ebc (このIDを非表示/違反報告)
優夕花 - すごく面白い!!これからも楽しみにしてます!! (2018年12月2日 14時) (レス) id: 2afc75a520 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おまめ | 作成日時:2018年10月14日 1時

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