ふたごの登坂番外編 (ページ28)

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やっぱりねページ28

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「『やっぱそうだったー!』」

と、俺の隣でわはは、と笑いあう双子。

ども、Aいわく

『隆二の笑顔に殺られないやつは、いない』

の隆二でございます。←

何やら
この前の月刊のQ&Aのコーナーの、お互いのとこを読みあっているらしい。

お互いが向こうもそうだろうな、と思ってたことが的中してたみたい。

さすが登坂ふたご。

そして何故だか

俺は双子にはさまれているという奇妙な光景。

二人でくっついて話せばいいのに、俺をキョロキョロよけながらわざわざ話してる。

それにヤンチャ時代の俺の血が動いて、

「くっついて話せば良くね?結構迷惑なんだけど」

自分でも思っていない程
きつい言葉で言ってしまった。

「『......』」

二人とも口ぽっかーん状態。

ましてや岩ちゃんでさえも驚いてる。

「あ、ごめん! 自分でもキツいって思うぐらいの言葉言っちゃった笑」

うん、笑ってごまかせば。。。

『隆二...怖ぃぃぃぃ!

あたしの隆二はどこに消えたのっ!?』

何故だか意味のわからない状況に。

「は!?ちげぇし!隆二は俺んな?」

『うっさ黙って。隆二はあたしのだもーん』

おいおいおいおい

何故そうなる。

ちゃっかり俺の両腕引っ張ってきてるしこいつら。

しかも二人とも萌え袖で!

うん可愛いよ?

可愛いけどさ、

「痛い痛い痛い痛い痛い!」

二人とも力強すぎね。

「『あ、ごめん』」

そこでシンクロする普通?笑

「はいはい。

俺は誰のでもありませーん。じゃ」

そう言って、一番暇そうな健ちゃんの元に逃げる俺。

まぁこれで二人もくっついて話すだろうし?

いいんじゃね?

『うーわこの広臣の顔なに。あたしたち女子殺す気なのかな』

うん、いいみたい。笑

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