いつも近くに（小島/）4 ページ21
(Aside)
小島「すぐ戻ってくるから」
『いややぁ…！いっしょ居てやぁっ』
小島「わかってる、ちゃんと一緒帰るから。すぐ戻るから、ちょっとだけ待っとって」
『いややぁっ』
寂しなって、引き止めてしまう。
正門「何を小島を困らせてるん？」
小島「Aがお腹痛いんやって。
俺、他の小っちゃい子たちの話聞く約束しとって、
ちょっと断ってくる言うたら「イヤや」って…」
正門くんだけやなくて、
お兄ちゃんも楽屋から出てきた。
晶哉「A、お腹痛いん？大丈夫か？
俺、Aと一緒に待っとるから小島くん行ってきて」
小島「晶哉、ありがとう」
お兄ちゃんにスッと後ろに下げられて、
けんちゃんの後ろ姿が遠くなる。
それを見て、もうどうでも良くなった。
『もうおなか痛ない……大丈夫…』
晶哉「え？」
『…もう大丈夫……ひとりで帰れる…』
晶哉「何？どういうことなん？」
『…もう大丈夫なんっ』
怒って言うて、
手を振り払って楽屋に戻ろうとした。
正門「待ちなさい」
険しい声で言われて止まった。
正門「最初からお腹痛なかったんちゃうの？」
振り返って顔を上げたら
正門くんと目が合って泣きそうになる。
『痛なかった…っ』
正門「なんでそんな嘘つくん？小島かわいそうやろ」
『……だって…』
誠也「なんや、お腹痛いて嘘ついてたんか」
今までの話が聞こえてたんか誠也くんまで廊下に出てきた。
『ごめんなさい…』
誠也「小島は公演全体のこと考えてんねん。
何を嘘ついて自分の心配させとるん？」
『…ごめんなさい…』
正門「かまってほしかったらかまってほしいて、
寂しいて言えばええんよ。なんで嘘ついたん」
『……。。。』
そんなん言えんかった。
けんちゃんがみんなのこと考えてるのなんか
わかってる。
誠也「A、ええ加減にせえよ」
もう泣きそうや。
どないしよ。お腹痛いなんか言うんやなかった。
そう思ってたら、けんちゃんが急ぎ足で戻ってきた。
3人に囲まれてるおれを見てびっくりしてる。
小島「え…みんなでどうしたんですか？」
誠也「A、ちゃんと自分で言い？」
『……けんちゃん、ごめんなさい…』
小島「謝らんでええよ、帰るで。」
正門「違う違う。Aお腹痛いのは嘘やって」
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
